【講師】
石澤 良昭 上智大学特別招聘教授 上智大学アジア人材養成研究センター所長
専攻分野/ 東南アジア史
著作/『アンコール・ワットへの旅』JTB、『アンコール王たちの物語』NHK出版、『東南アジア多文明世界の発見』講談社、『新・古代カンボジア史研究』風響社、『カンボジア 密林の五大遺跡』連合出版
【ゲストスピーカー】
平山 善吉(日本大学名誉教授)
清水 五郎(元日本大学教授)
竹田 哲夫(元リテックエンジニアリング(株)常務取締役技術本部長)
腰塚 達郎(元清水建設執行役員)
アンコール・ワットは、世界最大級の石造伽藍である。当時の人たちは接着剤等を使うことなく高さ65メートルもの大尖塔を積み上げた。この講座では当時の建築技法を解明し、往時の伝統工法を紹介する。現地では西参道第2工区の修復工事が今春から始まるが、その施工計画について仮説を組み立て、現場踏査から立論する。
西参道第1工区は、日本の専門家から技術研修を受けたカンボジア人の石工、作業員、保存官、建築系幹部研修生など60名が、約6000個の石材をカンボジア古来の伝統工法で積み上げて2007年に完成した。