【2024年度春学期】
イノベーションの実現を通した社会的な価値の実現や組織の成長は、すべての国の全ての産業にとって優先順位が高いのですが、その成功確率は極めて低いのが実態です。
2008年ごろからヨーロッパを中心に始まった既存組織からイノベーションを興すための「マネジメントシステム」の国際標準化の動きは、2013年にISOによる国際規格開発の開始へ繋がり、2019年の「ISO56002: イノベーション・マネジメントシステム(ガイダンス規格)」の発行に繋がりました。
その結果、既存組織からのイノベーション創出を本業とする「イノベーション・マネジメントプロフェッショナル(IMP)」という新しい職業が生まれつつあります。
当講座の講師は、2015年からISO56000シリーズの開発に一貫して関わり、ほぼ全ての規格本文の主要著者であり、また、スウェーデンの国立研究機関であるRISE(Research Institute of Sweden)からイノベーション・マネジメントプロフェッショナルの公式認定を受けている唯一の日本人です。国際的な通用性を持つ教養としてのIMPになるための基本的な考え方をお伝えします。
<開講のねらい>
「組織からイノベーションを継続的に興せるようになりたい」。そのためには世界ではすでに当たり前になっている考え方を身につける必要があります。当講座を通して今までの常識をひっくり返すことを目指します。
<関連キーワード>
「イノベーション」、「イノベーションマネジメント」、「イノベーション経営」、「両利きの経営」、「研究開発」、「新事業創造」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :半分(45分)程度
個人発表 :講座期間中に1度はあり
チーム発表 :講座期間中に1度はあり
ロールプレイング :講座期間中に1度はあり
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■西口 尚宏(上智大学特任教授) 全6回担当予定