【2024年度春学期】
グローバル化の進展は企業に様々な機会とリスクをもたらし、新たな戦略的コミュニケーションのニーズを生み出しています。政治や経済領域における国際摩擦や世界情勢の多極化、価値観の多様化がもたらす多種多様なリスクを戦略的なコミュニケーションによって早期に察知・分析し対応することは、国際社会で信頼される組織としての地位を確立し維持する上でも不可欠です。適切なタイミングや内容で行われるコミュニケーションは組織を、時には人命や社会を救うことにも繋がります。他方、その失敗は大きな損失をもたらしかねません。国際的なルール変更といったリスクについても、オピニオンリーダーや社会とのコミュニケーションが重視されています。
本講座では、欧米を中心に発展したリスクや危機・クライシスに対応する戦略的コミュニケーションの理論や歴史に基づき、過去や現在の事例について議論をすることで、グローバルリスクへの向き合い方について考えます。
<開講のねらい>
世界情勢の多極化や競争の激化、価値観の多様化がもたらす様々なグローバルリスクに対応する上で、政府や企業に求められる戦略的なコミュニケーションとは何でしょうか。歴史や理論、事例を通して考察します。
<関連キーワード>
「経営学」、「メディア・コミュニケーション論」、「パブリックリレーションズ論」、「危機管理論」、「グローバルリスク論」、「パブリックアフェアーズ」、「企業の社会的責任」、「時事問題」、「事前知識なくても受講OK」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :3回に1回程度
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■国枝 智樹(上智大学文学部新聞学科准教授) 全6回担当予定