【2024年度秋学期】
文学には馴染みがない、翻訳は読みづらいし、関心はあるが暇がない・・、本講座にはそう思われる方にも、ぜひご参加いただきたいです。
毎回、19世紀半ば以降の著名なフランス・フランス語圏作家の短編小説(や散文詩)をあらかじめお読みいただきます。予備知識は特に必要としません。作品を読んでの率直な感想や疑問点などを、簡単に整理しておいてください。クラスでは作家や時代に関する解説の後、受講者の方々とともに作家の創作姿勢や作品の構造などを分析的に解読します。作品によっては映画など、関連する他ジャンルの作品も紹介し、検討材料にします。
フランス文学に登場する個性豊かな人々の暮らしぶりや言葉のなかに、日々の仕事に新たな発想を加えたり、閉塞的な人間関係の風通しをよくするためのヒントが見つかるかもしれません。短い作品のなかにどのような発見があるか、意見交換を楽しみにしております。
<開講のねらい>
課題の作品は、普段新聞や書類を読むときよりゆっくり、「自分にもこんなことがあった」、「この主人公は、自分の上司に似ている」などとご自身の経験にも照らして、思いをめぐらせながら読んでみてください。言葉の向こうにある感情の機微に想像力で分け入る体験は、明日からの日常をより豊かに生きることにもつながると思います。
<関連キーワード>
「文学」、「フランス」、「短編小説」、「パリ」、「心理」、「読書」、「詩」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■永井 敦子(上智大学教授) 第1回、第5回担当予定
■千葉 文夫(早稲田大学名誉教授) 第2回担当予定
■山田 広昭(東京大学名誉教授) 第3回、第6回担当予定
■内藤 真奈(学習院大学准教授) 第4回担当予定