【2024年度秋学期】
ジェンダー平等や、LGBTQと多様性についての知識は、今や社会人にとっては必須のものです。これらについての知識が不足すれば、社内のマネジメントや、国内外の組織や人との交渉にも支障をきたすでしょう。しかしながら、きちんと教育を受けた人も国内ではまだ多くありません。独学で勉強しようとしても、その需要から、これらの分野については、たくさんの玉石混合な情報が、ネットや市中、日常生活のなかにあふれています。必要な情報を取捨選択するための前提知識の獲得、および、さまざまな情報を積み上げるための土台を築くことが本講座の学びの目的です。
前半は、ジェンダーについて学びます。どのようなところにジェンダー格差が存在するのか確認するところから始めましょう。また、ジェンダーの異義申し立てはなかったことにされたり、軽く見られたりしますが、それにはどのようなテクニックが用いられているのでしょうか、確認してみましょう。セクシュアリティに関しては、LGBTQ/SOGIEについて取り上げます。「LGBTQ」「SOGIE」を学ぶ際に、重要な視点とは一体何なのでしょうか。歴史などを簡単に振り返りながら、社会学の知見から、理解されるべきポイントの基本は何であるのかを一緒に確認しましょう。講義では、事前にテキストを配布しますので、それを読んできたうえで、講義にご参加ください。
<開講のねらい>
ジェンダー・LGBTQについて、わかったふりで乗り切ろうとしていませんか?あなたの周囲や社会をよりよく変えていくために、必要な知を獲得しましょう。
<関連キーワード>
「ジェンダー」、「LGBTQ+」、「女性」、「男性」、「特権」、「事前知識なくても受講OK」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師
■石井 由香理(上智大学総合人間科学部社会学科准教授) 第1回〜第5回担当予定
■仲岡 しゅん(弁護士) 第6回担当予定