【2022年度春学期】
グローバル化が進むなかで、私たちは、必然的に、言語や民族、文化、そして、政治経済的なシステムが異なる社会に暮らす人たちとの相互理解を求められる機会が増えてきているのは確かです。
本講義では、「グローバル化の進展」と「相互理解」をキーワードに、20世紀にグローバルなメディア・システムがどのような歴史的な経緯を経て生成・発展してきたかを踏まえつつ、近年のデジタル・メディアが普及・浸透するなかで、既存のメディア・システム、ジャーナリズムが直面するさまざまな問題や課題について、理論と現場の実例から検証します。また、グローバルなデジタル・メディアがシステム形成されつつあるなかで生じている課題と可能性について、日本からの国際発信や、西側先進諸国に拠点を置くメディア・コングロマリットの展開といった実例などを挙げながら、グローバル・メディアのありようについて分析・検証していきます。
その上で、現代のグローバル・メディア、グローバル・コミュニケーションに求められるリテラシーについて考えます。
講師には、国際的な報道現場で活躍してきたジャーナリストや、先進主要国のメディア戦略を研究してきたメディア研究者、実際にメディア・コンテンツのグローバル展開に携わってきたメディア事業経営者などに登壇いただき、理論的な視点と実務経験・実践的な視点を踏まえながら、講義を進める予定です。
<関連キーワード>
「グローバル化」「相互理解」「グローバル・コミュニケーション」「メディア」「ジャーナリズム」「リテラシー」
予定講師陣(予定)
■国際通信社・論説委員
■国際放送会社幹部
■国際ジャーナリスト
■国際エンターテイメント企業幹部
■大手放送事業者海外展開部門幹部
■音 好宏(上智大学教授)