【2022年度秋学期】
いつになってもこの世から偏見や差別がなくなりません。それどころか、ヘイトスピーチやネット上での誹謗中傷、さらには暴動や殺人に至るまで、偏見や差別が元となって起こる悲惨な現象はむしろ増加傾向にあるように思われます。なぜ人は、自分達とは異なる他者(障がい者、LGBTQ、他民族、外国人など)を差別し排除しようとするのでしょうか?
この講座では、心理学的視点に立ち、主として障がい者を例にして、偏見や差別がどのようなメカニズムで形成されるのかを理解することを目的としています。そのうえで、これまでに試みられてきた様々な差別の解消法について検討します。私達は誰もがいつかは障がい者となり得ます。受講者お一人お一人が自分事として、差別のない社会、すなわち「共生社会」の実現を目指してどう行動するべきかを考えていきましょう。
<関連キーワード>
「差別」「偏見」「心理学」「障がい者」「ダイバーシティ」「インクルージョン」「共生社会」「SDGs」
予定講師陣
■久田 満(上智大学教授) 全6回担当予定