【2022年度秋学期】
2021年6月末現在、日本で暮らす中長期在留外国人は282万3565人(特別永住者30万441人を含む)です。外国から来た人々が増えつつあることは日常生活のなかで感じとることができます。政府は移民受け入れには消極的ですが、日本の現状は海外から見ればすでに「移民大国」であると映ります。
この講座では、日本で暮らす外国の人々、とくに東南アジアのベトナム、ミャンマー(ビルマ)、フィリピン、インドネシアなどから来日した人々を中心に、来日の背景、経緯、出入国管理、難民等の受け入れ、さらに最近とくに社会問題化している外国人技能実習制度などをとりあげます。一口に在留外国人といってもその背景は多様です。日本社会でアジア出身の人びととの共生は可能なのか、そのためにはどのような問題、制度的な課題を乗りこえる必要があるのかを、当事者、関係者の体験、提言に耳を傾けながら考えます。
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「東南アジア」「外国人移住者」「難民」「時事問題」「多文化共生」「事前知識なくても受講可」
予定講師陣
■寺田 勇文(上智大学名誉教授) 第4回担当予定
■田中 雅子(上智大学総合グローバル学部教授) 第1回担当予定
■崔洙連(移住者と連帯する全国ネットワーク) 第2回担当予定
■グエン・ター・ニャー神父(イエズス会社会司牧センター) 第3回担当予定
■根本 敬(上智大学総合グローバル学部教授) 第5回、第6回担当予定 ※第6回ではビルマ出身のゲストにお話いただく予定です