【2021年度春学期】
2020年世界を席巻したコロナウィルス、PCR検査、遺伝子組換えとゲノム編集、iPS細胞、あるいはCTスキャン,MRI,重粒子線治療など、日々の報道の中でも生命科学に関わる内容が数多く取りあげられています。先端研究は驚くべきスピードで進歩しており、そこにはビジネスチャンスも数多く含まれていると考えられます。科学、特に生命科学の研究成果は我々の日常生活に密接に繋がるものであり、そこに国境はありません。
このことは何を意味するか?私たちがこれからの社会のあり方に対してより正しい判断、意思決定をしていくためには、これらの日進月歩の研究内容を理解し、生命科学が私たちに何をもたらすのか、私たちの未来をどのように変えていくのかを考え、使いこなす力が求められています。
本講座では、先端生命科学研究の内容の基礎を解説するとともに、その技術がもたらす社会の変革に対していかに判断し、意思決定をしていくのかを科学史に残る過去の事例をもとに考えます。
予定講師陣
■大槻 東巳(上智大学機能創造理工学科教授)
■坂本 啓(コペンハーゲン大学健康・医科学部教授、ノボノルディクス財団 基礎代謝研究センター 副センター長)
■齊藤 玉緒(上智大学物質生命理工学科教授)