【コーディネーター・講師】
大橋 容一郎 上智大学文学部哲学科教授
専攻分野/ 西洋近代哲学、近代日本哲学
著作/ 『グローバル・エシックスを考える』他多数
Email:y-ohasi@sophia.ac.jp
【ゲストスピーカー】
樋口 陽一 東京大学名誉教授 元上智大学教授
森 一弘 司教 カトリック東京大司教前補佐司祭
【講師】
田島 泰彦 上智大学文学部新聞学科教授
雨宮 処凛 作家・社会活動家
金平 茂紀 早稲田大学客員教授 TBSテレビ執行役員
浜 矩子 同志社大学大学院教授
矢島 基美 上智大学法学部法律学科教授 法学部長
上野 千鶴子 東京大学名誉教授 認定NPO法人WAN理事長
戸松 義晴 浄土宗総合研究所主任研究員 心光院住職
島薗 進 上智大学神学部教授 東京大学名誉教授
上智大学グリーフケア研究所所長
戦後70年、いま日本は大きな岐路に立っています。
景気回復が喧伝されるなかで、年金・健保・介護などの社会保障は縮減され、物価上昇や消費税増税で国民の暮らしは厳しさを加えています。派遣制度の拡大により、若者や子育て世代はかつてない貧困と格差、そして希望の喪失に苦しんでいます。
さらに集団的自衛権の法制化、原発再稼働、沖縄基地移転などの進め方に、国民の中には憤りや無力感が増大しています。マスメディアに対する圧力、統制や自主規制が進む中で、特定機密保護法が施行されて自由な言論ができなくなる不安も広がっています。
日本の進路のどこに根本的な問題があるのか、なぜこのような方向へ向かっているのか、「今存在しているのとは別のあり方」はないのか。どうしたら人間の尊厳を回復し、人間らしく生きられる社会が実現できるのか。憲法や集団的自衛権などの具体的な政治、経済、社会問題を取り上げながら、ともに学び、考えてみたいと思います。