ポスト冷戦期も30年を経て、国際政治の堅い構造はすっかり流動化してしまいました。トランプ政権の誕生、EUの弱体化、米中の冷戦を思わせる対立の激化、中東の終りの見えない紛争など、国際関係は脈絡の見えにくいものになりました。こういう歴史的に見ても極めて大きな変動は、歴史的な背景とキー概念なしには明確に捉えることができません。この講座では、国際政治の長期的、マクロのトピックを取り上げ、講義、討論を組み合わせて、普段あまり意識することのない世界の動向について想像力を生き生きと働かせられるようになることを目指します。討論を通じて、経済と安全保障、あるいは国内政治経済と国際関係のインターフェースについての洞察力を養います。
予定講師陣
■山田 敦(一橋大学教授・副学長)
■中居 良文(学習院大学教授)
■永野 隆行(獨協大学教授)
■保坂 修司(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター 研究理事)
■佐々木 卓也(立教大学教授)
■前嶋 和弘(上智大学教授)
■納家 政嗣(上智大学名誉教授)
*参考文献
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