グローバル化は経済成長と世界の緊密化に貢献したとされる半面、激しい不確実性とリスクの顕在化をもたらしました。世界が直面している新型コロナ感染症のパンデミックはその象徴のひとつです。リーマン・ショックのような世界経済危機のリスク、戦争や武力衝突につながりかねない地政学的リスク、新たな冷戦が懸念される米中覇権争いなどから目が離せません。企業や個人のレベルでも、リスク対策が問われます。
グローバルリスクに対処する活動を担った元外務省首脳、元財務相首脳をはじめ、元自動車メーカー会長、外資との交渉経験豊富なコンサルタントの中から講師を招き、日本広報学会理事を務める新聞学科教員も講師として参加します。
危機管理広報など実践的な視点をふんだんに取り入れつつ学んでいきます。質問や討議の時間を確保し、参加者のみなさんのご要望に沿うよう工夫したいと思います。
予定講師陣(予定講師・担当回に変更が生じる場合があります)
■池 史彦(本田技研工業株式会社元代表取締役会長・日本自動車工業会元会長)
■大藏 八郎(市川総合研究所代表)
■小倉 和夫(元韓国大使、元フランス大使)
■篠原 尚之(元財務官・元国際通貨基金(IMF)副専務理事)
■国枝 智樹(上智大学准教授)
■小此木 潔(上智大学教授)
*参考文献
『リーマン・ショック 元財務官の回想録』篠原尚之著 毎日新聞出版 2018年 2,000円+税 ISBN978-4-620-32501-9
『危機と決断 前FRB議長ベン・バーナンキ回顧録』上・下 KADOKAWA 2015年 各1,900円+税 ISBN978-4-04-102365-5 & ISBN978-4-04-102366-2