【講師】
小高 恵実 上智大学総合人間科学部看護学科准教授
専攻分野/ 精神看護学
著作/ 『NICE精神看護U 臨床で活かすケア 改訂第2版/2015(共著)
人の ”こころ”は、人の言動に現れます。特に、子どもは言葉の発達が未熟なため、行動や表情、態度など、身体を用いて ”こころ”を表現します。しかし、言葉に頼りがちな大人にとって、子どもの言動が理解できないことも少なくありません。
そこで本講座では、乳児から青年期までの精神発達(課題と危機)、及び、子どもに見られる代表的な精神疾患について基礎的な知識を学習した上で、子どもの言動に焦点を当て、精神発達と精神疾患の両側面から、その言動にどのような意味があるのかについて、迫って行きたいと思います。
一見不可解に思える子どもの言動も、その子なりの意味と理由があります。本講座を通して、少しでも子ども達の”こころ”に近づけられれば良いと思っています。
また、受講生の方々から、日頃出会っている子ども達の言動について話題提供していただき、解説する時間も設けたいと思います。どのように対応したら良いかについても、考えていきたいと思います。