徳川儒学思想史の一断片
〜徳川儒学の学派をふりかえる〜

講座番号: 10-14

< 講座概要 >
 近世日本では、儒学思想を専門に学ぶ儒学者たちがおりました。そして、儒学者たちは、それぞれの重視するポイントが異なる「学派」が存在していました。たとえば、近世儒学である「朱子学」を学ぶことを重視する闇斎学や、朱子学の古典解釈に対して疑問を呈して、改めて『論語』『孟子』や、五経などを講究した伊藤仁斎の古義学、荻生徂徠の古文辞学などが有名です。これらの「学派」は、教科書的にもよく知られたところです。ただ、それ以上に細かく説明されることもないため、それぞれの「学派」がどのような点で特徴があるのか、なかなか区別が付きにくいところがあります。たとえば、徳川家康の顧問だった林羅山にはじまる「林家」も朱子学を重視していますが「闇斎学派」とどのように異なるのでしょうか。他にも大坂には懐徳堂という大坂商人が資金を出し合って設立した塾もありまして、そこでも儒学が学ばれておりました。懐徳堂の儒者のなかにも独特な学者たちが少なくなかったと言われています。  そのように、それぞれの「学派」がどのように異なるのか。研究の立場から改めて繙いて、それぞれの「学派」がもつ特徴について見てゆきたいと思います。  前半では、林家と闇斎学派などの「朱子学派」の活動について触れ、後半で、仁斎などについて紹介できればと思います。
< 受講生へのメッセージ >
 日本の近世儒学思想史という聞きようによっては随分と細かい話だと受けとめられるかもしれませんし、事実、そうかもしれないなあと思うこともありますが、「古之学者為己」ということで、小さな学びも大きな楽しみに繋がれば幸いです。
分野歴史
期間2026/10/22(木)〜2026/10/29(木)
曜日・時間木曜日 10:20〜11:50
回数2回
講座提供機関多摩大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/10/22(木) 10:20〜11:50
2026/10/29(木) 10:20〜11:50

【講師紹介】
高橋 恭寛
経営情報学部 事業構想学科 准教授 専攻は近世日本思想史。とりわけ徳川時代の儒学思想を研究している。 東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。 東日本国際大学准教授等を経て、現在、多摩大学経営情報学部准教授。 著書:論文「墓参りをする儒者たち―絅斎・強斎と山鹿素行―」(『日本思想史学』56、2024)、「臨終の場面および葬祭礼を通して見る徳川儒者のアイデンティティ」(『次世代人文社會研究』21、2024)ほか。
料金区分受講料
一般 2,000円
学生 1,000円