幕末から20世紀初頭までの「日本」を描いた記録画
〜ジャポニスムから黄禍論へ〜

講座番号: 09-25

< 講座概要 >
 1853年、アメリカ合衆国のマシュー・カルブレス・ペリーが浦賀に来航して日本に開国を迫ると、翌年の1854年には日米和親条約、日英和親条約、日露和親条約などが締結されましの開国や明治維新の動向などを本国へ伝えるようになり、『パンチ』、『イラストレイティッド・ロンドン・ニュース』、『グラフィック』などの新聞は、日本の変化や様子、西洋諸国との関係や事件などを、こぞってイラスト入りで報道しました。  また、特派員の中には記事執筆だけではなく絵心を兼ねそろえた者もおり、水彩画を本国へ送り届けたり、日本で西洋絵画術を教えたりする者もいました。幕末から20世紀初頭にかけて描かれたこうした記録画から、今日の我々は何を学ぶことができるのかを考えてみましょう。
< 受講生へのメッセージ >
 日本は開国によって西洋諸国の仲間入りを果たし、ジャポニスムの流行など非常にポジティブな評価を受ける時期を迎えました。しかしその後は、1894年の日清戦争、1900年中国で勃発した義和団の乱への派兵、1904年の日露戦争などを経て、これまでの日本のイメージは一変し、20世紀初頭からの「黄禍論」の対象となってしまいます。1854年の開国以降の「日本」および「日本人」を描いた作品を比較検証することで、当時の対日評価・対日感情がどのように変化したのか紐解いてみましょう。
分野歴史
期間2026/09/25(金)〜2026/10/02(金)
曜日・時間金曜日 13:30〜15:00
回数2回
講座提供機関多摩大学
会場学園都市センター
残席状況
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備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/09/25(金) 13:30〜15:00
2026/10/02(金) 13:30〜15:00

【講師紹介】
安田 震一
多摩大学 特任教授 1983年ラバーン大学卒業、1984年コロンビア大学大学院から北京大学国際政治研究科へ留学、1993年東京大学大学院地域文化研究科修士号。1995年香港大学アジア研究センター助理研究員。2001年吉備国際大学助教授後に教授。2006年東京大学大学院地域文化研究科博士号、2008年東京大学国際ジャーナリズム寄付講座特任講師、2011年多摩大学グローバルスタディーズ学部着任。学部長、多摩大学副学長を経て2023年より特任教授。 著書:『絵画に見る近代中国:西洋からの視線』2001年    Picturing Cathay: Maritime and Cultural Images of the China Trade, 2003年    「十八世紀〜十九世紀中国の秩序―装飾武術品からの考察」『東アジアの秩序を考える―歴史・経済・言語―』2017年    “Ukiyo-e Museum Opens in Fujisawa”, Arts of Asia, 2018年    「18〜19世紀中国絵画にみる権力の象徴―西洋的な視座から」『東アジアの弾圧・抑圧を考えるー19世紀から現代まで、日本・中国・台湾』2019年    「西洋人が残した江の島の記録とは」『神奈川からみる世界史』2021年など
料金区分受講料
一般 2,000円
学生 1,000円