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< 講座概要 >
1853年、アメリカ合衆国のマシュー・カルブレス・ペリーが浦賀に来航して日本に開国を迫ると、翌年の1854年には日米和親条約、日英和親条約、日露和親条約などが締結されましの開国や明治維新の動向などを本国へ伝えるようになり、『パンチ』、『イラストレイティッド・ロンドン・ニュース』、『グラフィック』などの新聞は、日本の変化や様子、西洋諸国との関係や事件などを、こぞってイラスト入りで報道しました。
また、特派員の中には記事執筆だけではなく絵心を兼ねそろえた者もおり、水彩画を本国へ送り届けたり、日本で西洋絵画術を教えたりする者もいました。幕末から20世紀初頭にかけて描かれたこうした記録画から、今日の我々は何を学ぶことができるのかを考えてみましょう。
< 受講生へのメッセージ >
日本は開国によって西洋諸国の仲間入りを果たし、ジャポニスムの流行など非常にポジティブな評価を受ける時期を迎えました。しかしその後は、1894年の日清戦争、1900年中国で勃発した義和団の乱への派兵、1904年の日露戦争などを経て、これまでの日本のイメージは一変し、20世紀初頭からの「黄禍論」の対象となってしまいます。1854年の開国以降の「日本」および「日本人」を描いた作品を比較検証することで、当時の対日評価・対日感情がどのように変化したのか紐解いてみましょう。
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