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< 講座概要 >
本講座は、4月開講の「現代独仏関係史(前編)」とあわせ、ドイツとフランスの外交関係に着目した国際政治分析を目指します。本講座(後編)の焦点は、欧州統合や、冷戦状況下での西側ブロックなどといった第二次大戦後の欧州秩序がゆらぎを見せる中、独仏関係がどのような変容を迫られたかということにあります。これは、続発する金融危機やウクライナ戦争をはじめとする目まぐるしい変化、反知性主義などといった今日の問題状況とも通じるものがあります。具体的には次のような講義内容を予定しています。
@ コールとミッテラン:東方外交、グローバル化、冷戦の終焉、ドイツ再統一
A シュレーダーとシラク:国際情勢激変期の独仏関係再構築
B メルケルと4人の仏大統領:超大国アメリカのプレゼンス低下と格差をはらんだ共同体EUの行方
C ルペンとマクロン:反EUと極右ポピュリズム、そしてウクライナ戦争以後の世界へ
「現代独仏関係史」は、回数の都合上、ふたつに分割しました。前編と後編とは独立した科目であり、いずれか一方を受講することも、両方続けて受講することも可能です。
本講座を受講するにあたり、川嶋周一『独仏関係史/三度の戦争からEUの中核へ』(中公新書、2024年)に目を通しておくとよいでしょう。他にも、板橋拓己・妹尾哲志『歴史のなかのドイツ外交』(吉田書店、2019年)などの参考書がいくつかあります。
< 受講生へのメッセージ >
国益、経済関係、歴史・文化、さらには、政治指導者の個性や思惑などが交錯する外交史研究は、政治学の応用問題です。特に、独仏関係史は、2度の世界大戦、冷戦とその崩壊、欧州統合の試みなどといった国際情勢の激変を背景としているため、示唆に富んでいます。ダイナミックな外交関係の展開を手がかりに、先行き不透明な時代を読み解く手がかりとしましょう。初学者歓迎。
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