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< 講座概要 >
『枕草子』は物語や日記のように、時間の流れに沿って展開してゆく作品ではありません。300程度の様々な文章のまとまりからなる集合体で、このまとまりを「章段」と呼び、現在「類聚的章段」「日記的章段」「随想的章段」の三つにわけてとらえられてきました。
「類聚的章段」はいわゆる「物づくし」とも呼ばれ、「山は」「市は」「峰は」といった「は型」、「すさまじきもの」「うつくしきもの」といった「もの型」で書かれるテーマにそって物事を並べた章段のことをいいます。「日記的章段」は中宮定子サロンやその周辺のことなど、清少納言が体験した出来事を記した章段です。「随想的章段」は、類聚・日記的章段以外のものすべてで、自然や人間関係・社会について自由な感想・批評が綴られた章段です。『枕草子』が「三大随筆」に数えられたりするのも、「をかし」の文学といわれるのも、この随想的章段があるからでもあります。 本講座では今期より『枕草子』の随想的章段をとりあげます。当時の文化的背景もふまえながらじっくり読みすすめ、清少納言の価値観や美意識をみなさんと共有してゆけたらと考えています。
第1回 『枕草子』から『徒然草』へ
―「随想」というジャンルについて―
第2回 「春はあけぼの」(1段)
第3回 「ころは」(2段)、「正月一日は」(3段)@
第4回 「正月一日は」(3段)A、
「思はむ子を」(5段)、
「正月一日、三月三日は」(8段)
第5回 「生ひ先なく」(22段)、
「説経の講師は」(31段)
< 受講生へのメッセージ >
『枕草子』の随想的章段を読み始めます。
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