【R8前期】愛玩動物看護師が行う臨床検査
〜検体検査を中心に〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 愛玩動物看護師が動物病院で実際に行う臨床検査のうち検体検査(血液、尿、糞便)を中心に、検査の仕方や判定方法など、パワーポイントで図解などを示しながら分かり易く解説します。  はじめに、臨床検査の定義から検体検査と生体検査の違いを説明。つぎに、検体検査について具体的な方法や判定の仕方について、血液検査、尿検査、糞便検査など写真や図解を取り入れて約90分間の講義を行います。  具体的には、臨床検査でよく使う顕微鏡やピペットなどの器具取り扱いに際して心掛けていることなどの説明を行います。これは、人と動物の領域において共通事項で、正しい検査成績を報告するために病院や検査センターでは機器・器具のメンテナンスは欠くことのできない重要な仕事の一つとなっています。  つぎに、一般的によく行われている血液生化学検査の具体的な代表例を項目別に示します。例えば、糖尿病の診断に用いる血糖値や肝疾患の指標となるAST、ALTなどよく見聞きする項目を挙げます。また、血液学検査の話では、赤血球や白血球などの顕微鏡写真を提示して正常と異常の違いを解説します。さらに尿検査では、尿の一般性状として、臭気、色調、混濁の有無あるいは尿試験紙法の操作方法などを解説します。そして、一般の人にはあまり馴染みのない尿沈査法について解説します。ここでは、通常肉眼では見えない細胞や各種結晶など尿を遠心分離して得られるサンプの写真を提示し、摂取食品との関わりなどの話をします。  最後に、糞便検査の話をします。これは、虫卵・原虫の検出方法のひとつである浮遊法の解説を行い犬の感染症について簡単に説明します。
< 受講生へのメッセージ >
 はじめまして。ヤマザキ動物看護大学 鈴木光行と申します。今回の「いちょう塾」では、愛玩動物看護師が実際に動物病院で行う血液検査や尿検査の仕組みや結果の見方などの話題を採り上げました。一般には、なかなか目にすることがない赤血球・白血球などの顕微鏡写真を示しながら、その機能や病気 (貧血、感染症など )との関わりについてお話いたします。また、尿検査の話では、例えば糖尿病と臭気の関係のような話題を簡単に解説しようと思います。  気楽な雰囲気の講座と考えて下さい。たくさんのご参加をお待ちしております。
分野科学
期間2026/08/25(火)
曜日・時間火曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関ヤマザキ動物看護大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 第1セミナー室 定員56名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/08/25(火) 10:20〜11:50

【講師紹介】
鈴木 光行
動物看護学部 動物看護学科 教授 臨床検査会社で23年間、ヒトを対象とした生化学検査を中心に日常検査業務と研究活動を並行して精進してきました。専門分野は臨床生化学で、なかでも血中酵素活性の変動と疾患との関係を主な研究テーマとして、北里大学医療系研究科にて博士の学位を取得しました。その後、管理栄養士を養成する専門学校で16年間、生化学や解剖生理学などの講義や実験の授業を担当しました。従いまして長年、ヒトの病気や健康に関連する技術や学問について携わってきました。そして、令和6年、縁あってヤマザキ動物看護大学動物看護学部にて、今度は、動物(主にイヌやネコ)を対象とした臨床検査関連の授業を担当することになりました。大学では学生が将来、愛玩動物看護師のとして行う業務の一つである検体検査の講義と実習を行っています。検体検査というのは、動物から採取した血液、尿や糞便を用いて物理化学的な手法を 用いて測定または観察を行う検査のことをいいます。この検査は、ヒトのそれと同様の方法で行う場合が多く、そのため検査試薬等はヒト用のものが多用されています。他に、赤血球などの細胞観察は顕微鏡を使って行う検査があります。これなどもヒトの検査とまったく同じです。ということで、ヒトの臨床検査手法が動物臨床検査の領域に広く応用されています。 以上のように生命と健康について側面から見つめてきた者としての経験を活かし社会に貢献したいと願っております。 著書:1.斉藤 徹、鈴木 光行: ダイエットをめぐる生物学 2016年12月 株式会社 アドスリー    2.田中 実、鈴木 光行: 栄養を理解するための生化学 2021年4月 株式会社 アドスリー    3.佐久間伸一、鈴木光行 他: 「こころ」をめぐるバイオサイコロジー 2023年 Galaxy Books株式会社    4. 宮井紗耶香、鈴木光行、他: 愛玩動物看護師のための動物臨床検査ハンドブック 2025年2月 株式会社ファームプレス
料金区分受講料
一般 0円