知っておきたい「うつ・うつ病」と「不安・不安症」
〜明日から役立つメンタルヘルスケア〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 幅広い年代の方を対象に「うつ症状・うつ病」に加えて「不安症状・不安症」についても分かりやすくお話しします。学生さんでは友人関係・テスト・塾・受験・レポート・サークル・バイト・就活・SNS など、ご年配の方では体の不調、睡眠、慢性疾患、退職後の生活、配偶者との死別、介護、孤立など、20代から50代では仕事の忙しさや責任、人間関係、子育てや介護、生活習慣の乱れなどによって、心や体が疲れてしまうことはよくあることです。気分の落ち込みだけでなく、「疲れやすい・眠れない・食欲がない・痛みが続く・物忘れが増えた気がする」といった身体症状として現れやすいサインを整理し、「気のせい」「年のせい」と片づけずに相談する目安を共有します。あわせて、不安は本来“備え”として役立つ反面、強くなりすぎると動悸、息苦しさ、めまい、腹部症状など体の症状や「外出を避ける」「確認を繰り返す」などの行動につながり、日常生活を狭めてしまうことがある点を説明します。また脳や自律神経の働きを図や身近な例えで説明し、治療や支援は薬だけではなく、睡眠・活動・人とのつながりを整えることが回復の土台になる点を確認します。その上で、散歩や体操など無理のない運動、朝の光を浴びる、昼寝の工夫、食事の整え方、呼吸法や簡単なマインドフルネス、趣味や地域活動の再開など、明日からできるセルフケアを具体的に紹介します。さらに、身近に心配な方がいた場合に家族や周囲が変化(外出が減る、会話が減る、身だしなみが乱れる、心配が増える等)に気づくコツや声のかけ方や相談のつなぎ方を示し、「一人で抱え込まない」「早めに頼る」ための支え合いの視点を共有します。
< 受講生へのメッセージ >
 なんとなく元気に過ごせている人も、人には相談できずに一人で悩んでいる人も、メンタルヘルスを「もしもの備え」として学んでみませんか。元気に見えても、心と体は季節や環境で揺れます。睡眠の乱れ、疲れやすさ、外出が減る、心配が増える――それは「気のせい」「年のせい」ではなく、助けを求めるサインかもしれません。自分の整え方と、家族・友人へのやさしい声かけ、相談につなぐコツを一緒に学びましょう。早めに頼ることは弱さではなく、暮らしを守る知恵です。  この講義では、不安や落ち込みと上手につき合うための、シンプルで実践しやすいヒントをお届けします。
分野健康
期間2026/04/18(土)
曜日・時間土曜日 15:20〜16:50
回数1回
講座提供機関東京医科大学八王子医療センター
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 イベントホール 定員216名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/04/18(土) 15:20〜16:50

【講師紹介】
塩 理
精神医学分野 臨床准教授(リエゾンセンター長) 精神科医、医学博士、日本不安症学会理事 <資格> 精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医、日本医師会認定産業医、一般病院連携精神医学専門医・指導、初期臨床研修指導医 <経歴・専門分野> 20年以上、大学病院にて不安症専門外来を担当 不安症(パニック症の薬物療法・認知行動療法ほか)、精神科救急、アルコール・薬物など物質依存、リエゾンコンサルテーション、緩和ケア、摂食障害の家族教室、精神科身体合併症治療、慢性期統合失調症の薬物療法、訪問看護などを臨床精神医学と産業医学(メンタルヘルス)に関する活動に従事 令和7年(2025年)1月より東京医科大学八王子医療センター・リエゾンセンター センター長・臨床准教授に就任 著書:全て共著:『精神科医療を理解するための 精神科薬物療法テキストブック』じほう2025年/『精神科のくすり ポイントチェックBOOK』照林社2024年/「3 特集 不安症〜レジデントが知っておきたい診断や治療のコツ〜 薬物療法」『精神科 Resident』先端医学社2022年/『医師と患者・家族をつなぐ うつ病のABC 〜早期発見・早期治療のために〜』医薬ジャーナル社2017年/『精神科研修ノート 第2版』診断と治療社2016年/『DSM-5を読み解く 伝統的精神病理、DSM-IV、ICD-10をふまえた新時代の精神科診断 第4部 不安症群、強迫症および関連症群、心的外傷およびストレス因関連症群、解離症群、身体症状および関連症群』中山書店2014年
料金区分受講料
一般 0円