|
< 講座概要 >
本講座では、心理学概論の基礎を土台に、私たちの“心”がどのようにはたらき、社会の中でどのように形づくられてきたのかを学びます。人類史を大きく語るのではなく、心の特徴を理解する手がかりとして、狩猟採集の暮らしが長く続いたことに触れ、現代の複雑な社会環境とのギャップがストレスや対人関係の悩みにつながりやすいことを紹介します。また、脳研究の歴史と基礎的な脳の仕組みを扱い、感情・認知・動機づけなど心理学の重要概念を押さえながら、心の成り立ちを理解していきます。さらに、ヒトがどのように他者と協力し、集団生活を支えてきたのか、比較心理学や進化の視点も踏まえて、ヒトと動物の社会性の共通点と違いを学びます。不平等や対立が生じる背景、ストレス反応のメカニズム、現代特有の情報環境が心に与える影響など、日常生活に関わるテーマも取り上げます。最終的には、心理学的な視点から、これからの社会で心がどのように変化していくのか、そしてどのように心の健康や対人関係を支えていけるのかを展望します。講義に加え、身近な例や簡単なワークを交えながら、専門知識がなくても“心”を楽しく学べる構成とします。
第1回:心の基礎を理解する(心の働きの全体像・人間の心がなぜ今のようなのか)
第2回:ヒトの社会性と他者との関係(人が社会を作る仕組みを心理学から理解する)
第3回:心と社会の現在・未来(これからの社会で心がどう生きるか)
< 受講生へのメッセージ >
心理学と聞くと、臨床やカウンセリングを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際には、脳の仕組みや感情の成り立ち、協力や対立のしくみなど、さまざまな視点から「心」を研究する学問です。本講座では、狩猟採集の暮らしが長く続いた私たちの心の“設計図”や、脳研究の進展、社会の変化が心に与える影響などを取り上げ、日常生活に役立つヒントを一緒に探していきます。事前の知識は一切必要ありません。気軽に“心”について学び、考えてみませんか。
|