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< 講座概要 >
一日にしても、人生にしても、黄昏時は考える時間です。ここから哲学が始まります。
私たちに最も近くにあり、最も遠くにあるもの、それは生と死です。私たちはなにかを考え、なにかを語りますが、生それ自体について考え、語ることはそれほどあるとはいえません。そして死に関してはできることなら回避したいのですが、しかし確実に私たちは死へと近づいています。死は空虚なものと考えられたとき、同時に生は儚いものとして考えられます。人生の無常です。しかしここは生を見直す転換点でもあります。そもそも《生きる》ことは何なのか、そして《死ぬ》ことははたして空虚なのか、この二つの問いが生まれ出ます。
この問いはしかし、漠然としています。それは生と死があまりにも身近にありすぎるからだと考えます。遠いところを見ていることに慣れてくると、自らの足下を見ることを忘れてしまいます。そして生と死について考えることは、忘れていたものを想い出すことです。
第1回 エピクロス:経験不可能としての死
第2回 三木清:最上の死
第3回 プラトン:魂は不死
第4回 カント:魂の不死は何を意味するのか
第5回 ドストエフスキー:おかしな人間の夢
第6回 夏目漱石:生死を超越しなければ
第7回 三島由紀夫:輪廻転生としての生死
第8回 残された問題
< 受講生へのメッセージ >
お会いできることを楽しみにしています。
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