18世紀の記録画が伝える中国と欧州諸国の過去と現在
〜一枚の画像資料の重要性〜

講座番号: 05-01

< 講座概要 >
 1860年10月、アロー戦争(第2次アヘン戦争)で英仏連合軍は北京の円明園の西洋建築物を掠奪、破壊、最後は火を放ち、焼失させました。その際、掠奪行為が行われた円明園の海宴堂での様子を描いた風景画は中国にとって「屈辱の歴史」の象徴とされています。近年、円明園は中国によって「愛国主義教育」拠点として認識され、同地に関する出来事は中国人のナショナリズムをいたく刺激することがあります。  その円明園の掠奪を描いた一枚の絵画作品(記録画)から、イギリスとフランスが中国に与えた大きな影響、そして今日も残る遺恨について解説いたします。
< 受講生へのメッセージ >
 中国史においてアロー戦争(第2次アヘン戦争)は第2の不平等条約である北京条約で決着がつきました。しかし、この円明園の掠奪から始まる「屈辱の歴史」は複雑であり、様々な民族的な立場や感情、当時の中国社会の混乱も関係しているため驚かせられる要素が多いといえます。民族間の対応を含めて本件を説明することにします。
分野歴史
期間2026/05/01(金)
曜日・時間金曜日 13:30〜15:00
回数1回
講座提供機関多摩大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/05/01(金) 13:30〜15:00

【講師紹介】
安田 震一
多摩大学 特任教授 1983年ラバーン大学卒業、1984年コロンビア大学大学院から北京大学国際政治研究科へ留学、1993年東京大学大学院地域文化研究科修士号。 1995年香港大学アジア研究センター助理研究員。2001年吉備国際大学助教授後に教授。2006年東京大学大学院地域文化研究科博士号、2008年東京大学国際ジャーナリズム寄付講座特任講師、2011年多摩大学グローバルスタディーズ学部着任。学部長、多摩大学副学長を経て2023年より特任教授。 著書:『絵画に見る近代中国:西洋からの視線』2001年    Picturing Cathay: Maritime and Cultural Images of the China Trade, 2003年    「十八世紀〜十九世紀中国の秩序―装飾武術品からの考察」『東アジアの秩序を考える―歴史・経済・言語―』2017年    “Ukiyo-e Museum Opens in Fujisawa”, Arts of Asia, 2018年    「18〜19世紀中国絵画にみる権力の象徴―西洋的な視座から」『東アジアの弾圧・抑圧を考えるー19世紀から現代まで、日本・中国・台湾』2019年    「西洋人が残した江の島の記録とは」『神奈川からみる世界史』2021年など
料金区分受講料
一般 1,000円
学生 500円