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< 講座概要 >
1860年10月、アロー戦争(第2次アヘン戦争)で英仏連合軍は北京の円明園の西洋建築物を掠奪、破壊、最後は火を放ち、焼失させました。その際、掠奪行為が行われた円明園の海宴堂での様子を描いた風景画は中国にとって「屈辱の歴史」の象徴とされています。近年、円明園は中国によって「愛国主義教育」拠点として認識され、同地に関する出来事は中国人のナショナリズムをいたく刺激することがあります。
その円明園の掠奪を描いた一枚の絵画作品(記録画)から、イギリスとフランスが中国に与えた大きな影響、そして今日も残る遺恨について解説いたします。
< 受講生へのメッセージ >
中国史においてアロー戦争(第2次アヘン戦争)は第2の不平等条約である北京条約で決着がつきました。しかし、この円明園の掠奪から始まる「屈辱の歴史」は複雑であり、様々な民族的な立場や感情、当時の中国社会の混乱も関係しているため驚かせられる要素が多いといえます。民族間の対応を含めて本件を説明することにします。
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