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< 講座概要 >
2025年度前期は、第一次世界大戦後の(ドイツ)ヴァイマル共和国を取り上げ、民主的な憲法を掲げたヴァイマル体制が、何故挫折したのかを見てまいりましたが、今回は、その体制が崩壊した、1933年1月30日の、ヒトラーのドイツ首相就任から、1945年5月7日の、ナチス第三帝国崩壊までを見ていきたいと思います。
いま世界的に民主主義体制は崩壊の危機にあると思います。第一次世界大戦後のドイツの、民主主義的なヴァイマル共和国がなぜ崩壊し、その後のドイツ第三帝国も壊滅したのか、を考えることは、今を生きる我々にとっても、重要なテーマであると考えます。
各回のテーマは次の通りです。
1. ヒトラーの首相就任から、1934年独裁体制確立へ
2. ユダヤ人迫害と侵略戦争への準備(東方政策)
3. ヨーロッパの周辺国侵略
4. 第二次世界大戦惹起
5. 独ソ戦
6. ナチス第三帝国の崩壊
< 受講生へのメッセージ >
教科書はありません。参考書には、『独ソ戦』(大木毅著 岩波新書1785 860円+税)、『ナチ親衛隊(SS)』(バスティアン・ハイン著 中公新書2795 1,000円+税)を挙げておきます。
またこのテーマは再三再四、テレビでも取り上げられております。番組を視聴されることをお勧めします。
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