八王子・多摩地域の歴史と考古@
〜多摩・武蔵野の考古学研究〜

講座番号: 10-09

< 講座概要 >
 考古学による調査は多くの成果を挙げており、八王子市を含む多摩地域には縄文時代の遺跡が数多く存在していることがわかっています。最新の研究から、縄文文化の始まりは15,000年以上前の氷河期に遡り、日本列島が世界初の土器出現地の一つであることがわかりました。最古の土器を出土した遺跡の一つは、あきる野市前田耕地遺跡です。縄文中期には八王子市椚田遺跡群などに見るように、芸術的な土器文化を持ち、ムラに集まって住んでいましたが、国立市緑川東遺跡では変わったお祭りが確認され注目されています。東村山市下宅部遺跡からは、優れた漆加工技術や木工技術の存在が明らかになりました。近年における自然科学的分析の研究成果を含めて縄文文化の実態を探りたいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
 パワーポイントでスライドを映写しながら、多摩地域の遺跡やその発掘、調査から得られた最新成果を紹介します。
分野八王子学
期間2025/10/09(木)
曜日・時間木曜日 15:20〜16:50
回数1回
講座提供機関中央大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/10/09(木) 15:20〜16:50

【講師紹介】
小林 謙一
文学部 教授 中央大学文学部教授 博士(文学) 1960年神奈川県横浜市生まれ 最終学歴:2004年3月 総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻博士後期課程修了 著書:『縄紋社会研究の新視点―炭素14年代測定の利用―』六一書房(2004年)    『縄紋文化のはじまり―上黒岩岩陰遺跡―』遺跡を学ぶ70、新泉社(2010年)    『発掘で探る縄文の暮らし 中央大学の考古学』125ライブラリー003、中央大学出版部(2011年)    『縄紋時代の実年代講座』同成社(2019年)    『考古学と歴史学』中央大学人文科学研究所研究叢書73、小林謙一編著、中央大学出版部(2020年)    『考古資料と歴史史料』中央大学人文科学研究所研究叢書82、小林謙一編著、中央大学出版部(2024年)
料金区分受講料
一般 1,000円
学生 500円