経済とジェンダー
〜ジェンダー視点に基づく経済分析の理論と事例〜

講座番号: 09-49

< 講座概要 >
 本講座は、ジェンダーの観点から経済社会を捉えるフェミニスト経済学の理論的特徴や、ジェンダー分析の事例を紹介します。  第1回は、フェミニスト経済学の分析視点について、「アンペイドワーク(無償労働)」と「ケア」という概念を中心に解説します。第2回はフェミニスト経済学の分析ツールとして、「生活時間調査」や「ジェンダー統計」を取り上げます。第3回は金融危機の事例を通じて、ジェンダー分析の重要性や政策への示唆を議論します。
< 受講生へのメッセージ >
 最近、「ジェンダー」や「ケア」という言葉が、メディア等でも頻繁に取り上げられるようになり、ジェンダー視点を取り入れた経済分析の成果も蓄積されてきています。その中でも「フェミニスト経済学」は、ジェンダーやケアの問題が現代経済社会の諸課題に深く関わっていることを強調し、既存の経済学をジェンダーの観点から捉え直す必要性を、早くから提唱してきた理論潮流です。ジェンダーの問題や育児・介護といったケアの問題が、経済にどのように関わっているのかについて、一緒に考える時間にできればと思います。
分野経済
期間2025/09/17(水)〜2025/10/08(水)
曜日・時間水曜日 10:20〜11:50
回数3回
講座提供機関帝京大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/09/17(水) 10:20〜11:50
2025/09/24(水) 10:20〜11:50
2025/10/08(水) 10:20〜11:50

【講師紹介】
李 素軒
経済学部 国際経済学科 講師 帝京大学経済学部国際経済学科講師。金融危機と金融制度の進化、金融のジェンダー分析を主な研究テーマとして取り組んでいます。 著書:(共著)『フェミニスト経済学:経済社会をジェンダーでとらえる = Introduction to feminist economics : the Japanese feminist perspective』長田 華子, 金井 郁, 古沢 希代子, 李 素軒, 市井 礼奈, 斎藤 悦子, 杉橋 やよい, 藤原 千沙, 山本 由美子, 有斐閣, 2023年10月    (単著)「資本自由化以降の韓国における二つの外貨流動性危機の比較分析」、『アジア研究』65(1)1-20、2019年1月31日
料金区分受講料
一般 2,500円
学生 1,200円