心の健康について考える
〜精神科臨床の視点から〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 精神医学、臨床心理学の視点から、メンタルヘルスに関する課題について考えていきます。これまで、精神科臨床、学校での相談など、さまざまな問題に取り組んできましたが、そこでの問題は、とても個別的なもので、一つとして同じものではありません。それらは、個人の問題だけではなく、その人を取り巻く人たちや環境なども含めて考える必要もあります。例えば、「○○がストレスだ」ということも、人によってその意味合いは千差万別です。したがって、解決と言っても画一的なものがあるわけではありません。それぞれの人が感じているストレスというものを、その人の視点に立って把握することから始めることが近道かもしれません。また、そうした理解や解決への取り組みには、必ずしも正解があるわけではなく、試行錯誤もあるかもしれません。  これまでの経験を踏まえて、目に見える事象とその背後にある精神病理や心理、さらには周囲との関係性などとを結び付けながら、こうした問題への理解を深めるためにいくつかのポイントをお話ししたいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
 新たな知識を詰め込むというよりも、むしろ少し身軽になって帰れるようなお話をしたいと思います。つまり、「こんな風に考えてしんどくなっていたけど、そうではなくていいんだ」とか、「こうあるべきと思っていたけど、その必要はないんだ」などといった気づきが生まれることが目標です。それによって、問題をよりシンプルに捉えられるようになれば、この先の生活に少し役立つかもしれません。
分野健康
期間2026/01/30(金)
曜日・時間金曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関創価大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 第1セミナー室 定員56名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2026/01/30(金) 10:20〜11:50

【講師紹介】
遠藤 幸彦
教育学部 教育学科 教授 日本医科大学卒、同大学院卒。精神科医、臨床心理士、公認心理師、医学博士。専門は精神分析的精神療法、思春期青年期精神医学。大学病院、民間精神病院などで精神科臨床を経験しながら、思春期の学校臨床に携わり、平成28年度より現職。
料金区分受講料
一般 0円