胃がん治療の最前線
〜ロボット手術から抗がん剤治療まで〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 胃がんは、世界のがん死亡率の第6位で、アジア人に非常に多いと言われています。日本人では、罹患(胃がんになる人)数は年間約10万人で大腸がん、肺がんに続き、胃がんは第3位です。死亡数は全てのがんの中で、男性は第3位、女性は第5位となっています。  胃がんの初期は症状がなく、日本人の多くは検診で発見されます。日本では内視鏡検査(胃カメラ)やバリウム検査などによる胃がんの検診普及率が高いためです。胃がんの症状は、胃の違和感、胃の痛み、胸焼け、吐き気、食欲不振などがあります。がんから出血すると黒い便や貧血などの症状が起こります。体重減少も進行がんの場合に見られる事があります。胃がんと診断された場合、治療法として手術、抗がん剤がすすめられます。  手術は、小さな創で胃を切除する腹腔鏡手術が推奨されるようになりました。最近は「ヒノトリ」、「ダビンチ」などのロボット支援手術機器の開発により、ロボット支援手術が普及し行われるようになっています。当院では国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」による胃切除を積極的に行っています。  また、転移や再発した進行胃がんでは、抗がん剤による治療が第一選択となります。胃がんの抗がん剤治療も開発がすすんでおり、ここ数年で抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤が多く承認され治療の選択肢が広がっています。  今回、皆様に「胃がん」についてわかりやすく解説したいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
 現在行われている最新の胃がん治療について解説したいと思います。
分野健康
期間2025/11/08(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関東海大学医学部付属八王子病院
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 イベントホール 定員216名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/11/08(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
鍋島 一仁
消化器外科 教授 東海大学医学部医学科外科学系 消化器外科学 臨床教授 東海大学医学部付属八王子病院 診療協力部長 【所属学会 専門医、指導医、取得資格、評議員】 日本内視鏡外科学会技術認定医、ロボット支援手術認定プロクター、評議員 Certificate of da Vinci as a console surgeon Certificate of hinotori Surgical Robot System Training As a Cockpit Surgeon 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本消化器病学会専門医・指導医、関東支部評議員 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、関東支部会評議員 日本消化管学会胃腸科専門医・指導医、代議員 日本胃癌学会代議員 日本臨床外科学会評議員 日本ロボット外科学会Robo-Doc 国内B級 日本腹部救急医学会認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 インフェクションコントロールドクター(ICD) 臨床研修プログラム責任者
料金区分受講料
一般 0円