体内における薬の旅
〜薬ってどのように効果を発現しているのだろう〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 体調が悪いときに薬を飲んで、「なぜすぐに効かないのだろう」「いつから効き始めるのだろう」と疑問に思ったことはありませんか?薬は体内に入った瞬間に効果を発揮するわけではなく、効果が現れるまでにはいくつかの過程を経ます。まず、薬は胃や腸などの消化管から血液に取り込まれる「吸収」の過程をたどります。次に、血液に乗って全身を巡り、必要な臓器や組織に到達する「分布」の段階に進みます。その後、肝臓などで分解され、体が処理しやすい形に変わる「代謝」が行われます。そして最後に、薬は腎臓や肝臓を通じて尿や便として体の外に排出される「排泄」の過程を経ます。この一連の流れにより、薬は必要な場所で効果を発揮し、最終的には体外へ排出される仕組みとなっています。  本講座では、薬が体内でどのように作用し、排出されるか、その一連の流れをわかりやすくご紹介します。薬をより身近に感じていただけるよう、お役に立てる内容をお届けします。
< 受講生へのメッセージ >
 私たちの生活に欠かせない存在である薬。年齢を重ねるにつれて服用する機会が増え、ますます身近なものとなりますが、「なぜ薬は効くのか」「どのくらいで効果が現れるのか」といった疑問を感じたことはありませんか?本講座では、薬についての知識を深め、より身近に感じていただける内容をお届けします。皆さまの理解が少しでも深まれば幸いです。
分野健康
期間2025/09/13(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関東京薬科大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 イベントホール 定員216名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/09/13(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
鈴木 信也
薬学部 准教授 1999年に東京薬科大学薬学部薬学科を卒業後、東京大学医学部附属病院薬剤部で研修を経て、神奈川県警友会けいゆう病院薬局に勤務。その後、昭和大学薬学部病院薬剤学講座(昭和大学横浜市北部病院薬剤部、昭和大学統括薬剤部、昭和大学歯科病院薬局)や横浜市立みなと赤十字病院薬剤部を歴任し、24年間にわたり病院薬剤師として従事。2011年に昭和大学にて博士(薬学)を取得。2023年より東京薬科大学薬学部准教授に就任。専門は医薬品情報学や薬物動態学で、現在は実務実習事前実習を中心に、次世代の薬剤師育成に取り組んでいる。 著書:治療薬ハンドブック2024 薬剤選択と処方のポイント(分担執筆)    「これ副作用?」と思ったときの3つの推論ステップ 副作用のみかた・考えかた2(共編著者)    薬学臨床推論:臨床での考え方(分担執筆)    薬剤師の臨床センスを磨くトレーニングブック 薬トレ 肝・腎(分担執筆)    3ステップで推論する副作用のみかた・考えかた(分担執筆)
料金区分受講料
一般 0円