特殊詐欺と刑事法
〜特殊詐欺に対応する刑事法・裁判所の動きと刑事法〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 近年、振り込め詐欺、給付金詐欺に代表される特殊詐欺犯罪群は、日々新たな形態が生まれ、巧妙化して、深刻な被害の発生が後を絶たないなかにあり、類似例もふくめ、現代社会における大きな犯罪勢力となっている。そのようななか、先だって、詐欺罪、窃盗罪について早い時点で未遂の成立を認め、また、共犯を広く認めるという、従来の判例理論にかわる新たな判断が最高裁判所において示された。これを受けて、現場では、受け子・出し子といった末端の行為者のみならず犯罪組織の上位者にまで捜査・逮捕の手を伸ばすことができるようになり、被害金の回収の試みも、より実効性のあるものとなっている。本講座では、このような犯罪類型の現況とそれへの刑事法の働きかけについて検討する。 ※本講座はオンデマンド配信も行います。 【オンデマンドによる視聴を希望される方】 視聴申込や配信期間等の確認は、「特殊詐欺と刑事法(オンデマンド)」の講座ページからお願いいたします。
< 受講生へのメッセージ >
 特殊詐欺犯罪は、今や、特定の年齢層に限ることなく、犯罪被害に遭うことのないよう、全ての人々が注意を払わなければならなくなっていますが、このような犯罪に対して、我が国では、新たな法対応も検討されており、そのような動きについて紹介し、皆様とともに検討していきたいと思います。
分野法律
期間2025/05/31(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関中央大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考終了しました 場所:12階 第1セミナー室 定員56名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/05/31(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
只木 誠
法学部 教授 法学博士。 著書:『コンパクト 刑法総論[第2版]』(2022年)、『コンパクト 刑法各論』(2022年)    『終末期医療、安楽死・尊厳死に関する総合的研究』(共編著)(2021年)    Aktuelle Entwicklungslinien des japanischen Strafrechts im 21.Jahrhundert(共編著)(2017年)    『罪数論の研究[補訂版]』(2009年)    『刑事法学における現代的課題』(2009年)
料金区分受講料
一般 0円