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< 講座概要 >
近年、振り込め詐欺、給付金詐欺に代表される特殊詐欺犯罪群は、日々新たな形態が生まれ、巧妙化して、深刻な被害の発生が後を絶たないなかにあり、類似例もふくめ、現代社会における大きな犯罪勢力となっている。そのようななか、先だって、詐欺罪、窃盗罪について早い時点で未遂の成立を認め、また、共犯を広く認めるという、従来の判例理論にかわる新たな判断が最高裁判所において示された。これを受けて、現場では、受け子・出し子といった末端の行為者のみならず犯罪組織の上位者にまで捜査・逮捕の手を伸ばすことができるようになり、被害金の回収の試みも、より実効性のあるものとなっている。本講座では、このような犯罪類型の現況とそれへの刑事法の働きかけについて検討する。
※本講座はオンデマンド配信も行います。
【オンデマンドによる視聴を希望される方】
視聴申込や配信期間等の確認は、「特殊詐欺と刑事法(オンデマンド)」の講座ページからお願いいたします。
< 受講生へのメッセージ >
特殊詐欺犯罪は、今や、特定の年齢層に限ることなく、犯罪被害に遭うことのないよう、全ての人々が注意を払わなければならなくなっていますが、このような犯罪に対して、我が国では、新たな法対応も検討されており、そのような動きについて紹介し、皆様とともに検討していきたいと思います。
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