「ビジネスと人権」とは?
〜労働法学の観点からみた意義と課題〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 近時、様々なところで「ビジネスと人権」、あるいは「人権デューディリジェンス」というキーワードが注目されているようです。ここで「人権」として想定されているものの多くは、労働者の人権であり、講師の専門とする労働法学の領域でも関心は高まっています。2022年には、企業の取組みを促進すべく、政府によるガイドライン(「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」)が策定されましたので、上記のキーワードのもとで企業に何が求められているのかについては、一般の方々においても、それなりに理解が進んでいるのではないかと期待されるところです。  しかし、そもそも何故、そうした取組みが企業に求められるのでしょうか。また、企業にそうした取組みを求める現在の政策に、何か課題はないのでしょうか。本講座では、労働法学者の見地から、「ビジネスと人権」という流行りのテーマの根本と展望を考察します。 ※講座レベル:特別な知識を要しません。(労働や人権について、一般常識程度の知識は必要となります。)
< 受講生へのメッセージ >
 本講座は、「ビジネスと人権」をめぐるありとあらゆる問題を解説するのではなく、今後このテーマについて考えるきっかけを提供することを目指しています。その意味では、あくまで入門講座ですので、「なんとなくテーマに興味がある」、知的好奇心のある方に、是非受講していただきたいです。
分野法律
期間2025/04/11(金)
曜日・時間金曜日 18:00〜19:30
回数1回
講座提供機関中央大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:12階 第1セミナー室 定員56名
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/04/11(金) 18:00〜19:30

【講師紹介】
井川 志郎
法学部 准教授 中央大学 法学部 准教授。独立行政法人労働政策研究研修機構アシスタントフェロー、山口大学経済学部専任講師、同准教授を経て、2023年4月より現職。 著書:講座テーマに関連する最近の著作として、「国際貿易・投資と労働法」荒木ほか編『注釈労働基準法・労働契約法第1巻』(有斐閣、2023年)106頁、「ドイツの人権デューディリジェンス立法の人的適用範囲―特徴と示唆」武井ほか編『労働法の正義を求めて―和田肇先生古稀記念論集』(日本評論社、2023年)908頁など。
料金区分受講料
一般 0円