尾崎紅葉「金色夜叉」と同時代の読者

講座番号: 08-02

< 講座概要 >
 尾崎紅葉(1868〜1903)は青年時代から文学を志し、明治18(1885)年には仲間たちと共に趣味的・遊戯的文学サークル「硯友社」を結成します。明治22(1889)年には単行本を刊行、それが好評を博することで、文学の流通可能性が模索されはじめます。その後『読売新聞』へ入社して、多くの作品を連載しますが、本講座では代表作である「金色夜叉」を取り上げます。約5年半にわたる長期連載でありながら、作者の逝去によって未完となっている本作を同時代の読者の視点から読み解きます。さらに紅葉が想定していなかった、読者の積極的誤読を一緒に明らかにしましょう。
< 受講生へのメッセージ >
 尾崎紅葉「金色夜叉」は小説だけでなく、映画や舞台でも人気を博した作品です。また舞台となった熱海に足を運んだ方も多いでしょう。既に読んだことある方も、そうでない方も、この機会に明治を代表する人気作を学び直してみませんか?
分野文学
期間2025/08/02(土)
曜日・時間土曜日 13:30〜15:00
回数1回
講座提供機関帝京大学
会場学園都市センター
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講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/08/02(土) 13:30〜15:00

【講師紹介】
影山 亮
文学部 日本文化学科 講師 立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。同大学院にて博士号(文学)を取得。日本学術振興会特別研究員・さいたま文学館学芸員を経て、2024年より帝京大学文学部講師。 著書:『「桃太郎侍」を書いた男 山手樹一郎と同時代メディア』(2025年1月、埼玉新聞社)    『永井荷風』(2022年9月、さいたま文学館)    『江戸川乱歩と猟奇耽異(Curiosity Hunting)」(2021年1月、さいたま文学館)
料金区分受講料
一般 1,000円
学生 500円