< 講座概要 >
現在、多摩大学の経営情報学部のなかには、自動運転の社会的実装を巡る問題にかかわる研究グループがあります。自動運転の車両のような次世代モビリティなどを、地域コミュニティ・地域の生活道路に、どのように受容させ実装させてゆくのか、ルール形成や「モビリティ人材」の育成なども含めて多角的に取り組むという課題に取り組んでいます。
ただ、現在の社会的受容性を考える前提として、そもそも、歴史的に見て、日本では「次世代モビリティ」をどのように受容してきたのでしょうか。そこで自動車が「次世代モビリティ」として登場したときの状況について、当時の新聞記事などを材料にして、その様相を浮かび上がらせていきたいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
ちょっとしたことであっても、新たな学びを得られることは、生活を豊かなものにしてゆくことに繋がるのだろうと思っております。
もちろん、今回のお話は、「モビリティ」から見た社会史という、“王道”の歴史からは横道にそれた、ちいさなトピックかもしれません。ただ、現代の自分が見ている世界や考えとどう違うのか、逆に、どう自分の考えと繋がるのか、そのようなことを考える材料として活用してもらえると幸いです。
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