< 講座概要 >
この講義では、朝鮮王朝(1392〜1910)の法律の歴史を学びます。前近代の朝鮮半島の法は本来どのようなものであって、どのように発展して現在に至るのか、今後どのように変容する可能性があるのかについて、考えていけたらと思います。
前近代の朝鮮半島の王朝の中でも、比較的多くの資料が残り、法典編纂の沿革や、当時の法と社会の実態を知ることができる朝鮮王朝において、身分と法的能力、家族関係と財産相続、取引法、刑罰論、裁判制度といった側面から、当時の法と社会について理解します。
第1回 朝鮮時代の法典編纂
第2回 朝鮮時代の身分制度
第3回 朝鮮時代の戸籍制度
第4回 朝鮮時代の家族と法
第5回 朝鮮時代の土地取引と法
第6回 朝鮮時代の刑罰法
第7回 朝鮮時代の裁判制度
< 受講生へのメッセージ >
高校の世界史レベルのアジア分野の基礎知識(とくに制度面)があったほうが、講義内容を理解しやすいと思います。不安な方は、事前に高校教科書などで予習しておいてください。
|