近世朝鮮半島の社会と法
〜中国法の受容のあり方を中心に〜

講座番号: 05-04

< 講座概要 >
 この講義では、朝鮮王朝(1392〜1910)の法律の歴史を学びます。前近代の朝鮮半島の法は本来どのようなものであって、どのように発展して現在に至るのか、今後どのように変容する可能性があるのかについて、考えていけたらと思います。  前近代の朝鮮半島の王朝の中でも、比較的多くの資料が残り、法典編纂の沿革や、当時の法と社会の実態を知ることができる朝鮮王朝において、身分と法的能力、家族関係と財産相続、取引法、刑罰論、裁判制度といった側面から、当時の法と社会について理解します。 第1回 朝鮮時代の法典編纂 第2回 朝鮮時代の身分制度 第3回 朝鮮時代の戸籍制度 第4回 朝鮮時代の家族と法 第5回 朝鮮時代の土地取引と法 第6回 朝鮮時代の刑罰法 第7回 朝鮮時代の裁判制度
< 受講生へのメッセージ >
 高校の世界史レベルのアジア分野の基礎知識(とくに制度面)があったほうが、講義内容を理解しやすいと思います。不安な方は、事前に高校教科書などで予習しておいてください。
分野歴史
期間2025/05/10(土)〜2025/07/12(土)
曜日・時間土曜日 13:30〜15:00
回数7回
講座提供機関帝京大学
会場学園都市センター
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講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/05/10(土) 13:30〜15:00
2025/05/17(土) 13:30〜15:00
2025/05/31(土) 13:30〜15:00
2025/06/14(土) 13:30〜15:00
2025/06/28(土) 13:30〜15:00
2025/07/05(土) 13:30〜15:00
2025/07/12(土) 13:30〜15:00

【講師紹介】
田中 俊光
法学部 法律学科 講師 静岡県沼津市出身。 韓国の大学院で前近代の朝鮮半島の法制史(とくに刑事法)を学ぶ。 帰国後、複数の大学で韓国語などの非常勤講師を勤めながら、研究を継続。 現在は、所属校をはじめ複数の大学で担当する「東洋法制史」で朝鮮王朝の法制史を教える。 著書:(共著)「朝鮮王朝における法の形成―刑罰法の制定過程と中国法の継受」『コリアの法と社会』日本評論社、2020年    (論文)「朝鮮時代の法典に見える「従重」の意味」『亜細亜大学学術文化紀要』32、2018年    (論文)「続・朝鮮刊『大明律講解』について」『東洋法制史研究会通信』31、2017年    (論文)「朝鮮時代刑事法史の現在」『法制史研究』65、2016年
料金区分受講料
一般 5,500円
学生 2,700円