環境思想
〜古典から学ぶ未来へのメッセージ〜

講座番号: 04-41

< 講座概要 >
 本講義では、環境問題のテーマ化に際して重要な意味を持った著作を、可能な限り原典を「読む」ことを通して解説します。また、経済成長・テクノロジーと環境保護との緊張関係という現代的問題を考察することで、「豊かでなければ私たちは幸せになれないのか」という根本問題に迫りたいと思います。具体的には次のような内容を予定しています。 @ レイチェル・カーソン『沈黙の春』より A「成長の限界」から「持続可能な開発」「SDGs」へ B なぜ環境を保護するのか 〜 環境思想の多様性 C「豊か」でなければ私たちは幸せになれないのか 〜 環境と経済  思想をキーワードとした4回シリーズの講座としました。本講座に引き続き、「環境政策」が開講される予定です。両科目は独立した科目であり、いずれか一方を受講することも、両方続けて受講することも可能です。
< 受講生へのメッセージ >
 「なぜ」「どのように」「どの程度」環境を保護すべきかという考え方はさまざまで、相対立することもあります。例えば、経済的豊かさを享受しながら環境に優しいライフスタイルをめざすのか、経済成長そのものを問い直すのか。  環境政策が今日のようなかたちで定着するまでには、さまざまな思想的試みがありました。古典をひもとき思索することは、環境問題への理解にも幅を持たせてくれるでしょう。  ドブソン編著『原典で読み解く環境思想入門』(ミネルヴァ書房、1999年)も有益な手引き書です。
分野環境
期間2025/04/10(木)〜2025/05/01(木)
曜日・時間木曜日 10:20〜11:50
回数4回
講座提供機関工学院大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2025/04/10(木) 10:20〜11:50
2025/04/17(木) 10:20〜11:50
2025/04/24(木) 10:20〜11:50
2025/05/01(木) 10:20〜11:50

【講師紹介】
小野 一
教育推進機構 教授 専攻は現代ドイツ政治学。一橋大学社会学研究科博士後期課程中退(最終の学位は法学修士)。大学院在学中に5年間ドイツに留学しています。1998年以来、工学院大学に奉職し、政治学や国際関係論系列の講義を担当。環境問題などの新しい政策課題にも関心を持っています。 著書:『ドイツにおける「赤と緑」の実験』(御茶の水書房、2009年)、『緑の党』(講談社、2014年)、『脱原発社会を求める君たちへ』(幻冬舎、2018年)など。他に、共著や執筆参加もあり。
料金区分受講料
一般 3,500円
学生 1,700円