< 講座概要 >
■授業の目的及び到達目標
本科目は、実践的な通訳訓練を通して通訳スキルを習得するとともに、外国語学習の実践的な方法および異文化コミュニケーションに関する理解を深めることを目的とします。学生諸君が卒業後に社会のさまざまな異文化状況において期待される日英・英日双方向による通訳者の役割(ある程度の実務レベルの逐次通訳・同時通訳)を果たすことができるだけのスキル習得が到達目標です。
■授業計画
1 授業概要、入門的な通訳体験
Severn Suzuki’s Legendary Speech (1)を使って、本授業が扱う通訳訓練法を体験します。
*以下、通訳課題は履修生の学習状況により適宜決めます。
2 通訳訓練法と英語力強化の学習法
Severn Suzuki (2)を使って、通訳訓練法による英語力強化法を学びます。
3 同時通訳の初歩的な体験
Severn Suzuki (3)を使って、同時通訳を体験します。
4 順送り訳と基本的な同時通訳スキル
Shigeru Ban (1)を使って、順送り訳と同時通訳文法を学びます。
5 短文を使った初級同時通訳演習
Shigeru Ban (2)を使って、短文の同時通訳のコツをつかみます。
6 サイトトランスレーション@
Eruption of Mt. Fuji を使って、簡単なサイトトランスレーションを行います。
7 サイトトランスレーションA
Japanese Drum を使って、実務的なサイトトランスレーションを行います。
8 同時通訳演習(短くゆっくりな音源)
Malala Yousafzai (1)を使って、同通文法を学びます。
9 同時通訳演習(短く少し速い音源)
Malala Yousafzai (2)を使って、同通文法をさらに学びます。
10 同時通訳演習(少し長めの音源)
Barack Obama’s Hiroshima Speech (1)を使って、同通文法の自動化を図ります。
11 ノートテーキング@
Michelle Obama (1)を使って、ノートテーキングを体験します。
12 ノートテーキングA
Michelle Obama (2)を使って、ノートテーキングと言語処理のあり方を学びます。
13 逐次通訳演習/確認テスト
今学期の音源の通訳パフォーマンステストを行い、フィードバックをします。
■教科書・参考書
時事問題を数多く扱いますので、授業内で配布、指示します。
< 受講生へのメッセージ >
通訳翻訳の勉強を通して、英語力と日本語力を鍛えながら、世界の様々な問題について一緒に考え、言語について深い議論を交わしましょう。
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