< 講座概要 >
がんおよび治療による全人的苦痛を抱える者とその家族に対して、保健医療福祉システムとの連携を視野に入れ、患者と家族の生活の安寧と質の向上のための生きる力を引き出すとともに慈愛の看護につながる基礎知識・技術を学ぶ。
具体的には、がん看護に関連する概念を理解し、がん看護にともなう倫理的課題、放射線療法、化学療法、手術療法および緩和ケアを受ける者ががんと共生を促す智慧の看護、療養生活を送る患者と家族のニーズ、ヘルスプロモーションを促すケア環境とチームアプローチ、施設-在宅および施設-施設間の移行期支援について学修する。
< 受講生へのメッセージ >
2025年度で7年にわたり、八王子学園都市大学 一般講座『いちょう塾』を担当させていただき市民の皆様に受講いただいております。短い時間ですが、皆様と一緒にがん医療について考えて参りたいと存じます。
最近ですと、英国のScience Impact 社が出版する科学誌Impact において医学・医療の先端研究の特集が組まれ、私の取り組む研究 “Development of a risk index for cognitive decline predicted by adverse radiation events and diet in older oral cancer patients”が掲載されました(Volume 2024,Number 2,Oct.)。なお、本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)により実施しています。
|