< 講座概要 >
がんは日本人の死亡原因の第1位です。超高齢社会を迎え、高齢者がんの増加により、がん患者数は年100万人を超える時代となっています。
国は令和5年3月に、『誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す』ことを目標に掲げた政策を打ち出しました。「がん患者が、いつでもどこにいても、安心して生活し、尊厳を持って自分らしく生きることのできる地域共生社会を実現する」としています。
これを受けて、都は令和6年3月にがん対策を計画しました。この計画の中で『科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実』、『患者本位で持続可能ながん医療の実現』、『がんとともに尊厳を持って安心して暮らせる地域共生社会の構築』の三つの目標を定めています。「がん患者や経験者の方が必要な支援を受けながら、罹患する前と変わらず自分らしく生活を送ることができる」ように都政を行っています。
では、私たちはこの都政の恩恵を受けるために、どのように行動していけばいいのでしょうか。本講座では、都政(東京都がん対策推進計画)の三つの目標に沿って、がん対策に取り残されないための方法を皆様と一緒に考えていきます。
< 受講生へのメッセージ >
がんと聞くと、「怖い」「考えたくない」と感じるかもしれません。しかし現代社会においては、がんは遠い世界の出来事ではなく、誰でも当事者になり得る病気です。
本講座を通して、がんについて知り、「自分や身近な人ががんになったらどうすればいいんだろう」と考える機会を持つことで、がんになってもその人らしく生きるためのヒントにしていただけると幸いです。
がん医療に関心のある方のご参加をお待ちしています。
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