< 講座概要 >
契約は、一対一の当事者間の合意によって成立します。そして、債務者が債権者に対して債務を履行すれば、契約の目的は達成され、契約関係は消滅します。仮に債務が履行されるまでの間に、何らかのトラブルが生じた場合、債務者が契約責任を負うのは契約の相手方である債権者に限られます。これが近代民法の原則です。
しかし、現代では、一つの取引に複数の者が関与するケースが増えています。資本主義の発展、科学技術の革新などにより、分業化がなされている結果であると言えます。そのような状況の中、契約のあり方について様々な議論がなされています。
本講座では、その中の一つのアプローチとして、「契約責任の拡大」についての議論を扱います。
< 受講生へのメッセージ >
なるべく具体例を用い、わかりやすい講義を心がけます。お気軽に受講して下さい。
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