< 講座概要 >
生活のうえでちょっとした工夫をしてみる、そしてその「発明」を特許出願して、特許権を得る、そんなことは可能なのでしょうか。もし特許権を得ることができるとすると、その技術の実施(特許品の生産等)を独占できることになり、大きな利益を得られるかもしれません。
では、どのような技術(課題解決の手法)は、特許の対象になるのでしょうか。講座の間、考えてみませんか。
また、技術開発をする企業の方には、会社の技術開発プロセスや開発成果をどのように管理するのか、その重要点を解説します。
(初心者から中級向け)
第1回 特許制度のしくみと、特許権の取得のしかた
第2回 企業内での技術開発の管理(営業秘密と特許出願の役割分担)
【参考テキスト】
特許庁の知的財産権法入門。無料でダウンロードできます。
https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/tochigi/news/2023_1.html
< 受講生へのメッセージ >
特許は、英語でPatentといいますが、「公開する」という意味です。特許制度は、技術情報を他者に利用できるようにするしくみでもあるのです。ただ、技術情報は、開発者によって秘密にされることが多い一方、製品として販売されてしまえば、基本的に秘密を維持することが難しくなります。そこに、20世紀最大の発明といわれる特許制度の意味があるのですが、そのエッセンスを学んでいくのが、このコースの目標です。わかりやすい説明をします。
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