日米戦争決断の経緯ー近衛内閣・東條内閣の政戦略ー
〜日米の外交文書から読み解く国際秩序の相剋〜

講座番号: 09-42

< 講座概要 >
【講座内容】 高校生から大学生レベル  1939年の欧州戦争勃発から1941年12月真珠湾攻撃までの日・米・英・独・ソ関係について、極東国際軍事裁判資料、米国戦略爆撃調査団尋問書、近衛文麿の回想録(英文翻訳、終戦直後アメリカに提出した新史料)、日米の外交文書などを参考史料としながら解説し、日米開戦の経緯を明らかにします。とくにアメリカ国務省編『平和と戦争』から、新事実を紹介します。 【講座計画】 太平洋をめぐる国際秩序の相剋(2回) ・アメリカ国務省の太平洋戦略 第1回 ・東条内閣の「帝国国策遂行要領」の再検討 第2回 日米両国の暫定協定案(2回) ・東郷外相の対米最大譲歩の「乙案」と対米無通告開戦のシナリオ 第3回 ・アメリカの暫定協定案とハル・ノート 第4回 「対米最後通牒覚書」と真珠湾攻撃 第5回 まとめとしての「近衛文麿の証言再検討」 第6回
< 受講生へのメッセージ >
 近代史に興味をお持ちの方は、どなたでも参加できます。  パワーポイントや映像をお見せするようなことはいたしませんが、珍しい新史料のコピーを配布したり、後日再度勉強し直すことができるよう、多めのレジュメを配布します。そのため、講座時間内に全てを解説できない場合がありますが、各自の勉強に役立ててください。
分野歴史
期間2024/09/09(月)〜2024/12/02(月)
曜日・時間月曜日 13:30〜15:00
回数6回
講座提供機関中央大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考受付終了
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/09/09(月) 13:30〜15:00
2024/10/07(月) 13:30〜15:00
2024/10/21(月) 13:30〜15:00
2024/11/11(月) 13:30〜15:00
2024/11/25(月) 13:30〜15:00
2024/12/02(月) 13:30〜15:00

【講師紹介】
佐藤 元英
中央大学政策文化総合研究所 客員研究員 元中央大学文学部教授 元中央大学政策文化総合研究所長 中央大学大学院文学研究科博士後期満期退学。1977年外務省入省(日本外交文書編纂官)、 1991年宮内庁出向(昭和天皇実録主任研究官)、1995年駒澤大学教授、2004年中央大学教授。 著書:『外務官僚たちの太平洋戦争』(NHKブックス、2015年)  『経済制裁と戦争決断』(日本経済評論社、2017年)
料金区分受講料
一般 5,000円
学生 2,500円