< 講座概要 >
【講座内容】
高校生から大学生レベル
1939年の欧州戦争勃発から1941年12月真珠湾攻撃までの日・米・英・独・ソ関係について、極東国際軍事裁判資料、米国戦略爆撃調査団尋問書、近衛文麿の回想録(英文翻訳、終戦直後アメリカに提出した新史料)、日米の外交文書などを参考史料としながら解説し、日米開戦の経緯を明らかにします。とくにアメリカ国務省編『平和と戦争』から、新事実を紹介します。
【講座計画】
太平洋をめぐる国際秩序の相剋(2回)
・アメリカ国務省の太平洋戦略 第1回
・東条内閣の「帝国国策遂行要領」の再検討 第2回
日米両国の暫定協定案(2回)
・東郷外相の対米最大譲歩の「乙案」と対米無通告開戦のシナリオ 第3回
・アメリカの暫定協定案とハル・ノート 第4回
「対米最後通牒覚書」と真珠湾攻撃 第5回
まとめとしての「近衛文麿の証言再検討」 第6回
< 受講生へのメッセージ >
近代史に興味をお持ちの方は、どなたでも参加できます。
パワーポイントや映像をお見せするようなことはいたしませんが、珍しい新史料のコピーを配布したり、後日再度勉強し直すことができるよう、多めのレジュメを配布します。そのため、講座時間内に全てを解説できない場合がありますが、各自の勉強に役立ててください。
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