< 講座概要 >
「感染症」と聞いて、どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか?「ウイルス」だの「病原菌」だの何か小さな生き物が体に入ることで病気になる。そのようなイメージではないでしょうか?そのイメージで間違いはないのですが、目に見えないという共通点を除いて「ウイルス」と「病原菌」が生物学的に全く異なるものであることをご存知でしょうか。本講座では、感染症の原因となるウイルスや病原菌の特徴を分かりやすく説明するとともに、それら病原体が体に入ると何故病気になってしまうのかを解説します。また、石鹸やアルコールによる手指の消毒が感染症の予防において「極めて」有効である理由を科学的に説明します。更には、未曾有のパンデミックを引き起こした(している)新型コロナウイルス(正式名称:SARS-CoV-2)の最新の知見を紹介します。最後に、昨年マスコミで話題となったレジオネラとよばれる病原菌(講師が研究対象の一つとしている病原菌)の発症機構の解説を通じて、病原体の巧みな生存戦略を理解します。
< 受講生へのメッセージ >
本講座を通じて得られた感染症に対する正しい知識が、今後の感染症予防の参考になることを願っています。
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