< 講座概要 >
日頃、ニュースやミステリ小説で「暗号」というワードを耳にしたり目にしたりする方も多いと思います。
本講座では、講義形式により暗号理論の歴史や概観を知っていただいた後、現代暗号の実装を通じてPythonでの計算プログラミングに慣れ、古典暗号の解読を通じてアルゴリズム実装を学びます。
もう少し具体的には
・Diffie-Hellman鍵共有やRSA暗号といった現代暗号がどのような仕組みなのか気になる
・シーザー暗号やヴィジュネル暗号といった古典暗号を、コンピュータの力で効率的に解読してみたい
といったご要望にお応えしながら、Pythonの学習もお手伝いするという講座です。
Pythonでのプログラムや暗号理論に用いられる数理に関しては、初歩から扱いますので、一度も触った事がないという方もご安心ください。また、普段からPythonをお使いの方なら、暗号実装や解読といった遊戯を楽しんでいただけるよう工夫いたします。
歴史的に、スパイ・兵士・ハッカー・海賊・商人・暴君・政治活動家など、他人と秘密を共有する必要がある人たちは暗号に頼ってきました。現在では、インターネット上での買い物での安全性や契約上の本人認証といった様々なシーンで、暗号は不可欠となっています。その暗号理論発展の歴史において、暗号理論学者・数学者と盗聴者がどのような攻防を繰り広げたか、その一端を味わってもらえればと思います。
(注意)本講座では、法律上のトラブルを引き起こす様な危険なものは取り扱いません。
< 受講生へのメッセージ >
コンピュータやタブレットを用いた暗号実装・解読の演習を行いますので、パソコンやタブレット・スマホをご準備ください。Pythonの環境が整っていない方はGoogleアカウントの準備もお願いします。
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