大正デモクラシーから、昭和期の戦争の時代へ
〜山県有朋の死から玉音放送まで〜

講座番号: 12-03

< 講座概要 >
 2023年度前期に『明治維新以降の長州閥』の題名で、講座をやりましたが、今回はその続きです。ちなみに2024年度前期は『ドイツの首都ベルリーンの歴史』でした。  今回は、山県有朋の死以降の、軍部と政党の対立が、昭和の戦争の時代に激化し、軍部優位が決定的になるにつれ、日本が泥沼の戦争状態に突入し、昭和天皇の玉音放送により、戦争が終結していく過程を見ていきます。  かなり生々しい話になりますが、冷静に話を進めたいと思います。 1.山県有朋の死(1922),関東大震災(1923),普通選挙法成立(1925), 大正天皇逝去(1926),金融恐慌(1927) 2.満州某重大事件(1928),世界恐慌(1929),柳条湖事件⇒満州事変(1931),満州国建国/5・15事件(1932) 3.国際連盟脱退(1933),満州帝国成立(1934),2・26事件/ベルリーンオリンピック(1936),盧溝橋事件⇒日中戦争(1937) 4.近衛首相「国民政府を対手とせず」(1938),ノモンハン事件/ナチスがポーランドへ侵攻(1939),日独伊三国同盟(1940) 5.日本軍、ハワイ真珠湾攻撃(1941),ミッドウェー海戦/ガダルカナル島の闘い(1942),アッツ島守備隊玉砕(1943) 6.サイパン島守備隊玉砕/インパール作戦中止(1944),東京大空襲/硫黄島守備隊玉砕/アメリカ軍沖縄上陸/広島・長崎原爆投下/玉音放送(1945)  教科書はありません。参考書としては、『後藤新平』北岡伸一著 中公新書 820円+税、『大正天皇』原武史著 朝日文庫 900円+税 を挙げておきます。
< 受講生へのメッセージ >
 明治維新以降の現代史を、中学・高校で詳しくは学ばなかった人が多いと思いますが、明治維新以降の歴史は、現在の日本の政治・社会・経済を考える上で、非常に重要だと思います。  テレビで、この時代の歴史を取り上げています。ご覧になられるとよいと思います。
分野歴史
期間2024/12/14(土)〜2025/03/22(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数6回
講座提供機関明星大学
会場学園都市センター
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講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/12/14(土) 10:20〜11:50
2024/12/21(土) 10:20〜11:50
2024/12/28(土) 10:20〜11:50
2025/03/08(土) 10:20〜11:50
2025/03/15(土) 10:20〜11:50
2025/03/22(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
岡田 恒雄
教育学部 名誉教授 専攻はドイツ演劇(ヴェーデキント、ブレヒト、J.M.R.レンツなど)ですが、ブレヒトとの関連でヒトラーやナチス第3帝国の研究もしております。ドイツと日本の伝統演劇の比較もしております。 最終学歴は、1983年3月早稲田大学大学院博士後期課程ドイツ文学専攻単位取得済み満期退学です。 著書:『演劇の「近代」 近代劇の成立と展開』中央大学人文科学研究所 編(共著)1996年発行 など
料金区分受講料
一般 5,000円
学生 2,500円