< 講座概要 >
2023年度前期に『明治維新以降の長州閥』の題名で、講座をやりましたが、今回はその続きです。ちなみに2024年度前期は『ドイツの首都ベルリーンの歴史』でした。
今回は、山県有朋の死以降の、軍部と政党の対立が、昭和の戦争の時代に激化し、軍部優位が決定的になるにつれ、日本が泥沼の戦争状態に突入し、昭和天皇の玉音放送により、戦争が終結していく過程を見ていきます。
かなり生々しい話になりますが、冷静に話を進めたいと思います。
1.山県有朋の死(1922),関東大震災(1923),普通選挙法成立(1925), 大正天皇逝去(1926),金融恐慌(1927)
2.満州某重大事件(1928),世界恐慌(1929),柳条湖事件⇒満州事変(1931),満州国建国/5・15事件(1932)
3.国際連盟脱退(1933),満州帝国成立(1934),2・26事件/ベルリーンオリンピック(1936),盧溝橋事件⇒日中戦争(1937)
4.近衛首相「国民政府を対手とせず」(1938),ノモンハン事件/ナチスがポーランドへ侵攻(1939),日独伊三国同盟(1940)
5.日本軍、ハワイ真珠湾攻撃(1941),ミッドウェー海戦/ガダルカナル島の闘い(1942),アッツ島守備隊玉砕(1943)
6.サイパン島守備隊玉砕/インパール作戦中止(1944),東京大空襲/硫黄島守備隊玉砕/アメリカ軍沖縄上陸/広島・長崎原爆投下/玉音放送(1945)
教科書はありません。参考書としては、『後藤新平』北岡伸一著 中公新書 820円+税、『大正天皇』原武史著 朝日文庫 900円+税 を挙げておきます。
< 受講生へのメッセージ >
明治維新以降の現代史を、中学・高校で詳しくは学ばなかった人が多いと思いますが、明治維新以降の歴史は、現在の日本の政治・社会・経済を考える上で、非常に重要だと思います。
テレビで、この時代の歴史を取り上げています。ご覧になられるとよいと思います。
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