【R6前期】常識とは何か
〜善と悪・正義と差別に関する文化人類学的視点〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
現代世界における支配的権力と文化の関係性について、文化人類学的視点から論を展開します。より具体的には、欧米の植民地主義とその後の影響が、どのようなプロセスによって、日本をはじめとする現代社会に定着してきたのか、という点について考察します。また文化を象徴として読み解く方法論を共有しつつ、版画や映画、旅行ガイドブック、グーグル画像などに潜む欧米的価値観とその優位性について掘り下げる内容となっています。
< 受講生へのメッセージ >
グローバル化が進展する現代社会において、異文化を理解するという課題がこれまで以上に重要となっています。本講座では、マイノリティや社会的弱者の人権を守る学問として、特に異文化理解の分野で発展してきた文化人類学の視点に基づき、現代社会における差別の構造や原理について掘り下げ、各人の常識や正義といった価値観を再考察する機会を提供したいと思います。
分野文化
期間2024/07/27(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関公益財団法人 東洋哲学研究所
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考修了しました 場所:第1セミナー室 定員54名(予定)
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/07/27(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
井上 大介
東洋哲学研究所 研究員 メキシコ国立自治大学人類学研究科博士課程修了(人類学博士)、元ニューヨーク・コロンビア大学在外研究員、元大阪大学客員教授、日本宗教学会評議員。創価大学文学部教授。 共編著『占領改革と宗教』専修大学出版局、2022。 共著『文明・歴史・宗教』東洋哲学研究所、2022。 論文:「メキシコにおける人類学の受容と発展」『ソシオロジカ』33巻(1・2号)2009:1−34頁ほか。
料金区分受講料
一般 0円