< 講座概要 >
「ネットワーク」という言葉は今や大変身近な言葉となっています。そして今やインターネットにアクセスしない日はない、と言っても過言ではありません。しかし、本講座で扱うのはインターネットのお話だけではありません。本講座で取り上げるのは、人間社会に見られる様々なネットワーク、つまり「つながり」です。私たちは、一人で生きているわけではなく周囲のいろいろな人との関係の中で生きています。そして、個人同士だけではなく、会社同士、さらには国同士の間にも今ざまな関係が存在しています。これらの関係をわかりやすく分析する手法が、社会ネットワーク分析です。本講座は身近な事例を取り上げつつ、高度な数学やパソコンを用いなくても理解できる社会ネットワーク分析についてお話します。
講座の内容としては、第一回は、社会ネットワーク分析では定番である「スモールワールド」についてなど、気軽なお話から始めます。第二回は、弱い絆が作る世界についてなど、社会とネットワークなどについてお話します。第三回は、ネットワーク上のインフルエンサーについてなど、ネットワークの広がりについてお話していく予定です。
※この講座は令和5年度後期講座とおおむね同じ内容です。
< 受講生へのメッセージ >
本講座は、社会ネットワーク分析を通じてデータサイエンスをもっと身近に感じてもらおう、ということを目指しています。そのため、数学や統計学は用いません。また、パソコンをお手元に用意していただく必要もありません。気軽に話を聞いていただいて、社会ネットワーク分析からさらにはデータサイエンスに興味をお持ちいただけるようにします。
本講座の内容は、帝京大学大学院総合データ応用プログラムで開講されている「組織とネットワーク」の講義と一部重複しています。また、本講座を通じて帝京大学大学院総合データ応用プログラムに関心をお持ちいただけると幸いです。
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