< 講座概要 >
『三国志』は、日本でも数百年前から小説や芝居の題材となり、昨今では人形劇、映画、ゲームなどでも親しまれていて、最近の中国の「三国熱(三国志ブーム)」は日本からの逆輸入が影響していると言われるほどです。血湧き肉躍る英雄たちの物語である『三国志演義』とそのもとになった歴史書の『三国志』に描かれた歴史について、あるいは当時の人々(今回は特に諸葛亮と司馬懿)の動向を取り上げて、当時の社会の実像の一端を浮かび上がらせ、またあるいは大きな視野からこの時代の歴史的位置づけを考えてみたいと思っております。
第1回 英雄たちの虚像と実像―歴史学と物語・ゲームの狭間
第2回 自然災害・疫病・気候変動から見る『三国志』
第3回 『三国志』の時代の「マージナル・マン」−漢族と非漢族の狭間
第4回 諸葛亮−大戦略としての「天下三分の計」と「絹の道」
第5回 司馬懿−「ラストマンスタンディング」戦の勝者?
第6回 世界史・中国文明史の中の『三国志』
< 受講生へのメッセージ >
皆様のご要望も伺いながら、楽しく、内容のある講座を進めたいと考えております。お気軽に受講してください。
|