< 講座概要 >
地域の歴史的な魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定しています。現在、すべての都道府県から104件が認定を受けており、東京都では唯一八王子市のストーリー「霊気満山 高尾山 〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」が、令和2年6月に認定されました。本市のストーリーは、霊山として人々に信仰されてきた高尾山と養蚕や織物により発展した八王子のまちや育まれた伝統文化との繋がりを描いたものです。尾山薬王院、八王子城跡、八王子車人形、絹の道、多摩織など、このストーリーを語る上で欠かせない有形・無形29の文化財が構成文化財として認定されています。現在、これらの文化財を総合的に活用しながら、地域の活性化や市民の郷土愛を醸成するための様々な取組を官民一体となって進めています。
本講座では、本市の日本遺産ストーリーや構成文化財を活用した取組を紹介しながら、桑都・八王子の歴史文化の魅力を紹介します。
■認定ストーリーの概要
「八王子は、養蚕や織物が盛んだったことから「桑都(そうと)」と称されました。甲州道中最大の宿場町となり、さまざまな文化を育みながら発展してきたまちの礎は、戦国時代末期に関東の覇権を握った北条氏の名将・北条氏照が、城下町を築いたことに遡ります。
桑都の発展を支えた養蚕農家や絹商人は、氏照が武運を祈願し、いにしえより人々が霊山として崇めてきた高尾山を信仰し、大切に護ってきました。
高尾山では、今も人々の祈りとともに、江戸時代に花開いた桑都の伝統文化が連綿と受け継がれています。
【オンデマンドによる視聴を希望される方】
下の[申し込む]ボタンよりお申し込みください。
申込締切は7月8日(金)、配信開始は7月16日(土)です。
7月15日(金)に八王子学園都市大学事務局(ichojuku_jimu@gakuen-hachioji.jp:送信専用アドレス)より、
オンデマンド配信のURLをご登録いただいているメールアドレスに送信します。
配信期間は7月16日(土)〜7月30日(土)2週間です。
< 受講生へのメッセージ >
ミシュラン三ツ星の観光地として広く知られている「高尾山」を、祈りの山として捉え直し、絹産業に関る人々との結びつきを描いたストーリーは、文化庁からも評価されたポイントです。
この講座をきっかけとし、是非、八王子市の豊かな自然と歴史文化を体感していただきたいと思います。また、昨年開館した、JR八王子駅南口 サザンスカイタワー3階の「桑都日本遺産センター 八王子博物館」を予習や復習の場としてご活用ください。
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