環境思想
〜古典から学ぶ未来へのメッセージ〜

講座番号: 04-56

< 講座概要 >
 環境問題は現代社会の重大な関心事で、政治が真正面から取り組むべき課題、と多くの人が考えています。しかし数十年前までは、豊かな生活をもたらす経済成長こそが最優先で、環境保護は二の次と考えるのがむしろ主流でした。短期間のうちに人びとの意識が大きく変わった例なのですが、それはなぜ可能になったのでしょうか。  本講義では、環境問題のテーマ化に際して重要な意味を持った著作を、可能な限り原典を「読む」ことを通して解説します。また、経済成長・テクノロジーと環境保護との緊張関係という現代的問題を考察することで、「豊かでなければ私たちは幸せになれないのか」という根本問題に迫りたいと思います。具体的には、次のような内容を予定しています。 @レイチェル・カーソン『沈黙の春』より A成長の限界、人口問題 B啓蒙主義の限界 C人間中心主義かエコ中心主義か 〜環境思想の多様性 D「豊か」でなければ私たちは幸せになれないのか 「思想」をキーワードとした5回シリーズの講座としました。本講座に引き続き、「環境政策」が開講される予定です。両科目は独立した科目であり、いずれか一方を受講することも、両方続けて受講することも可能です。
< 受講生へのメッセージ >
「なぜ」「どのように」「どの程度」環境を保護すべきかという考え方はさまざまで、相対立することもあります。例えば、経済的豊かさを享受しながら環境に優しいライフスタイルを目指すのか、経済成長そのものを問い直すのか。 環境政策が今日のようなかたちで定着するまでには、さまざまな思想的試みがありました。古典を繙き思索することは、環境政策への理解にも幅を持たせてくれるでしょう。 ドブソン編著『原典で読み解く環境思想入門』(ミネルヴァ書房、1999)も、有益な手引き書です。
分野環境
期間2019/04/15(月)〜2019/05/27(月)
曜日・時間月曜日 10:20〜11:50
回数5回
講座提供機関工学院大学
会場第2セミナー室
残席状況
定員20名
テキスト
備考託児利用可
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2019/04/15(月) 10:20〜11:50
2019/04/22(月) 10:20〜11:50
2019/05/13(月) 10:20〜11:50
2019/05/20(月) 10:20〜11:50
2019/05/27(月) 10:20〜11:50

【講師紹介】
小野一
教育推進機構 教授 専攻はドイツ現代政治学。一橋大学社会学研究科博士後期課程中退(最終の学位は法学修士)。大学院在学中に5年間ドイツに留学しています。1998年以来、工学院大学に奉職し、政治学や国際関係論系列の講義を担当。環境問題などの新しい政策課題にも関心を持っています。『緑の党』(講談社、2014年)、『脱原発社会を求める君たちへ』(幻冬舎、2018年)などの著書があります。
料金区分受講料
一般 4,000円
学生 2,000円