< 講座概要 >
仏教にはさまざまな姿と種類の仏像があります。もともとは釈迦という一人の人間からはじまった宗教なのに、なぜこれだけ多様な像があるのでしょうか。そこには釈迦の成長にともなう物語や、当時のインドにあったいろいろな宗教の神々、仏教の拡大にともなう新しい物語によって生まれた新しい仏たちも加わっているからです。この時間で多くの仏像を分類しながら、それぞれの姿の特徴とその性格を考えてみませんか。
(平成25・26年度に行った公開講座とほぼ同内容です)
終了後に仏像の着付けをします。如来や菩薩になってみたい方も、ぜひどうぞ。
< 受講生へのメッセージ >
仏像というと、おそれ多くてというひとも、美しいから大好きというひとも、なんだか難しそうと身構えてしまうひともいるでしょう。どのような立場でも、それぞれの仏像が、なぜ生まれたのか、なぜそのような姿をしているのかを知ることは、悪いことではないと思うのです。自分の好きな仏像、身近な仏像―通りすがりに見るお地蔵さんでも―の、おおよその由来と意味を知っていると、仏像を見るのがちょっと面白くなるでしょう。
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