【R6前期】歴史と理論から考える安全保障
〜安全保障戦略を理解するための基礎を学ぶ〜

講座番号: 08-02

< 講座概要 >
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争の激化と、近年は大きな国際紛争が立て続けに起こり、我が国周辺でも北朝鮮・台湾・尖閣危機などの懸念が急速に高まっています。太平洋戦争敗戦以来、日本人は、日本人自身がひたすらに非暴力を貫けばそれで「平和」は守られ、それこそが唯一無二の「正義」なのだと考えてきました。しかし、そうしたある種牧歌的で単純な世界観は急速に後退しつつあります。この「危機の時代」において、我が国と世界の平和と正義を維持するために、我々はなにができるでしょうか?もちろん、これは途方もない難問であり、講師の能力が及ぶ範囲ではありません。本講義はその難問を考えるためのヒントを、我々の歴史経験と安全保障理論から探ってみようとするものです。 講義では「人はなぜ戦うのか?」という根源的な問いを皮切りに、「同盟・集団安全保障・勢力均衡・抑止・核戦略」といった基本的な安全保障概念・理論を、その歴史的実例と共に解説していきます。
< 受講生へのメッセージ >
本講義は初学者を対象としたものです。複雑な問題をなるべく噛み砕いて平易に説明し、中〜高校生程度の歴史知識・政治知識があれば理解できるようにしたいと思います。その分、高度な歴史解釈や安全保障議論を期待される方には物足りなく思われる点もあるかもしれません。予めご了承ください。
分野政治
期間2024/08/03(土)〜2024/11/02(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数5回
講座提供機関帝京大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考8/31休講→11/2補講 受付終了
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/08/03(土) 10:20〜11:50
2024/08/10(土) 10:20〜11:50
2024/08/17(土) 10:20〜11:50
2024/08/24(土) 10:20〜11:50
2024/11/02(土) 10:20〜11:50 8/31補講分

【講師紹介】
杉 洋平
文学部 史学科 講師 海上自衛隊生徒を経て國學院大學大学院法学研究科博士後期課程修了。宮内庁書陵部、日本銀行金融研究所、広島大学文書館などを経て現職。博士(法学) 単著『宇垣一成と戦間期の日本政治』(吉田書店)2015年 単著『昭和陸軍と政治』(吉川弘文館)2020年 共著『昭和史研究の最前線』(朝日新聞社)2022年 共著『大正史講義』(筑摩書房)2021年 共著『昭和史講義【戦後篇】上』(筑摩書房)2020年 共著『昭和史講義【軍人篇】』2018年 共著『昭和史講義3』2017年 共著『昭和史講義2』2016年 など
料金区分受講料
一般 4,000円
学生 2,000円